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サラリーマンの約7割が現職に懸念あり、半数がリスキリングの必要性を実感【近畿医療学園調べ】

 2023.01.13

  • 業界動向
近畿医療学園は、12月9日から11日の期間、20~30代のサラリーマン約1000人を対象に、「リスキリング」に関するインターネット調査を実施し、その結果を発表した。この調査から、約7割が現職に対して将来への不安を感じた経験あることがわかった。また、将来に向けて転職を考える人は4割となっており、そのうち半数以上がリスキリングの必要性を感じているという結果が得られた。
近畿医療学園は、12月9日から11日の期間、20~30代のサラリーマン約1000人を対象に、「リスキリング」に関するインターネット調査を実施し、その結果を発表した。

この調査から、約7割が現職に対して将来への不安を感じた経験あることがわかった。また、将来に向けて転職を考える人は4割となっており、そのうち半数以上がリスキリングの必要性を感じているという結果が得られた。調査結果の詳細は以下の通り。

約7割のサラリーマンが、将来に対して何かしらの不安を抱えている
はじめに、「現在の職に対して、将来への不安※を感じたことはありますか?」と質問したところ、回答結果は「感じたことがある(今はさほど感じていない)」が39.6%、「いまも感じている」が31.1%、「感じていない」が29.3%となった。「感じたことがある(今はさほど感じていない)」「今も感じている」と回答した人を合わせると、約7割が不安を感じたことがあるとわかった。
感じている不安について具体的に質問したところ、以下のような回答が寄せられた。物価が上昇する一方で、給料は上がらないことに不安を感じている人や、将来の子育てと仕事の両立に不安を感じている人もいるようです。

・「営業職のため成績次第では年収が下がる年もあるので、生涯年収が不安」(20代/女性/愛知県)
・「ボーナスが数%ですがカットされて、このまま下がり続けたらどうしよう、と不安になった」(30代/女性/滋賀県)
・「いつどんな会社でも倒産や統合があるかわからない」(30代/男性/埼玉県)
・「子どもが産まれて、今の会社で仕事と子育てと家事をこなせるのか心配。何でもかんでも値上がりして、給料は変わらないと本当に困る」(30代/女性/新潟県)

資格やスキルを取得しておくべき? 不安要素をなくすために取り組んでいること
「将来に対しての不安要素をなくすために取り組んでいることはありますか?」と質問したところ、「ある」が44.4%、「ない」が55.6%という回答結果となった。
そこで、「ある」と回答した人はどのようなことに取り組んでいるのか質問したところ以下のような結果が得られた。いまは使っていない資格を更新したり、新しい資格取得をしたりと、いまの仕事を離れても選択肢を広げられるように取り組んでいるという回答が見られる。

・資格取得のための準備、他会社と接点を作る(20代/女性/北海道)
・人生を楽しむために趣味や生きがいを見つけようといろいろなことに興味をもっている(20代/女性/京都府)
・転職に役立つように資格の勉強。自分の市場価値を高める為の教養を勉強する。通信制大学に通っている(20代/女性/神奈川県)
・教員として働いてはいないけれど、教員免許は保持し続けるように昨年更新をした(30代/男性/三重県)

一方で、「何も取り組んでいないない」と回答した人にその理由を聞いたところ、「何をしたらいいのかわからないから」と回答した方が最も多く、56.9%にのぼった。次いで「時間がないから(13.7%)」「仕事に精一杯でキャパシティに余裕がないから(10.7%)」「業務時間外の時間を仕事のために使いたくないから(9.6%)」「行動に移せていないから(8.1%)」となった。

半数以上が「何をしたらいいのかわからないから」と回答したことから、漠然と不安を感じているものの、具体的な手段がわからず行動できていない人も多いことがわかる。 

【転職や起業を考えている人も】将来どのように働いていく?
「将来について現時点で考えていることで、あてはまるものを教えてください」と質問したところ、「転職を視野に入れている」と回答した人が最も多く、40.8%となった。
次いで「現在の会社で働き続ける(現在の会社で安定を目指す)」が29.3%、「現在の会社で働き続ける(現在の会社で出世、昇格を目指す)」が17.4%、「脱サラして起業する」が6.2%、「フリーランスになる」が5.1%と続く。
 
5割以上が、仕事をしている中でリスキリングの必要性を実感
そこで、仕事をしている中で、リスキリングの必要性を感じたことはありますか?」と質問したところ、「かなりある」が14.8%、「少しある」が40.4%と回答。約4割が必要性を実感していると言える。
 実際にリスキリングに取り組んだことのあるサラリーマンは約3割
「将来を考え、スキルや資格を取得しておくことは必要であると思いますか?」と質問したところ、「かなりそう思う」が33.9%、「少しそう思う」が45.0%と、8割近くが必要性を感じている。そして、実際にリスキリングに取り組んでいるか質問したところ、「現在取り組んでいる」が15.8%、「取り組んでいない過去に取り組んだことがある」が19.9%と、約3割が取り組んだ経験を持っている。また、「取り組んでいないが取り組もうと思っている」が37.3%におよんだ。「取り組んでいないし取り組む予定もない」は27.0%となった。