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2022年の仕事面を表す漢字は「苦」「忙」、多様な働き方への関心も【サイボウズ調べ】

 2022.12.09

  • 働き方改革
サイボウズ チームワーク総研は、東京都勤務のビジネスパーソン3000人を対象に「2022年の労働観」の調査を実施し、その結果を12月1日に公開した。同調査は、11月1日から7日の間、東京都勤務の25~64歳正社員を対象に、インターネット調査にて実施された。調査結果から、仕事内容や会社の状況、収入面への厳しい受け止めが見られた。一方で、「副業」「週休3日」「ワーケーション」といった多様な働き方への関心が伺えた。
サイボウズ チームワーク総研は、東京都勤務のビジネスパーソン3000人を対象に「2022年の労働観」の調査を実施し、その結果を12月1日に公開した。同調査は、11月1日から7日の間、東京都勤務の25~64歳正社員を対象に、インターネット調査にて実施された。

調査結果から、仕事内容や会社の状況、収入面への厳しい受け止めが見られた。一方で、「副業」「週休3日」「ワーケーション」といった多様な働き方への関心が伺えた。概要は以下の通り。

●2022年の仕事面を表す漢字ランキング、1位は「苦」
2022年は仕事面でどんな年だったのかについて、漢字1字で尋ねたところ、1位「苦」、2位「忙」、3位「変」となった。理由として、1位「苦」では仕事が増えたことや仕事内容のきつさ、給与が上がらないなどがあげられた。2位「忙」では、仕事や残業が増えたことや人手不足があがり、ともに、コロナ禍に起因する回答も見られた。
●「財布のひも」は、1年前と比べて「かたくなった」約3割、給与の使い途では「飲み会」の支出が「減った」
1年前と比べて、財布のひもに変化があったかどうかを聞いたところ、「変わらない」とした人が最多の62%を示す一方、「かたくなった」とした人は28%となった。
また、給与の使い途ごとに、1年前と比べた使用金額の変化を尋ねた。今回聴取した「貯蓄・投資」「学び・自己投資」「ランチ(休日を除く勤務日)」「飲み会(休日を除く勤務日)」の4項目すべてで「変わらない」が最多となったが、「貯蓄・投資」では「増えた」が28.5%、「ランチ」「飲み会」では「減った」とする人が30%を超える結果となった。
●健康対策、コロナ対策以外では遅れ
仕事や仕事に取り組むにあたっての健康対策について、「必要だと思うこと」「今年したこと」を尋ね、両スコアの差を算出した。「うがい・手洗いの徹底」「換気」といったコロナ対策では、両スコアの差は10%未満で、必要と思う意識と行動が比較的近くなった。一方、「体を動かす」「精神的ストレスの解消」といったコロナ対策以外の項目は、おおむね20%前後の開きとなり、「必要だけれどやれていない」といった状況が見られた。
●今年した働き方は「在宅勤務」以外低調、来年したい働き方では「副業」「週休3日」「ワーケーション」で10%以上上昇
働き方について、「今年したもの」「来年したいもの」を選択式で尋ねた。今年した働き方では、「在宅勤務」が47%と突出し、そのほかの選択肢は10%以下に留まった。しかし「来年したい働き方」と比較すると、「在宅勤務」は7%下落、「副業」「週休3日」「ワーケーション」では10%以上の上昇が見られた。10%以上の上昇が見られた働き方を年代別にみると、若い層ほど「来年したい」人が増す結果となった。
●2023年は、仕事面で「明るい」年になりそう56%
仕事面で、2023年はどんな年になりそうか尋ねたところ、「明るい」とした人は55.8%、「暗い」とした人は44.2%となった。「明るい」「暗い」それぞれの理由を見ると、「明るい」では、仕事の安定や職場環境の良さのほか、「希望をこめて」といった意見が一定数あがった。「暗い」では、給料や業績の悪さ、先行き不透明感があげられた。
職場の従業員数別では、「明るい」が「49人以下」で51.9%、「300人以上」は63%で、10%程度の開きが見られた。