2020年度「企業広報大賞」はエーザイ

経済広報センターは8月4日、「企業広報賞」の2020年度の選考結果を発表した。同賞では毎年、社会から期待され求められているものを見極め、それを経営に反映させるとともに、ステークホルダー（消費者、従業員、マスコミ、投資家など）に対し、広報活動を通じて企業活動の的確な情報を発信・伝達し、社会に貢献している企業が対象として顕彰しており、今回で37回目の実施となる。

企業広報大賞にはエーザイが選出された。同社は「ヒューマン・ヘルスケア（hhc）」という企業理念のもと、「患者様とそのご家族の喜怒哀楽を第一義に考え、そのベネフィット向上に貢献する」ことを掲げている。今回は、社会的課題となっている認知症について、新薬開発の状況だけでなく、疾患の病態に関する最新の知見や介護における社会的負担についての情報を提供するとともに、科学・医療担当記者を対象とした勉強会の実施や難しいサイエンスに関する分かりやすい解説を通じて、ステークホルダーの理解促進を図り、企業理念であるヒューマン・ヘルスケア（hhc）のもと、患者様とそのご家族のベネフィット向上に大きく貢献したことが高く評価された。

「企業広報経営者賞」には、石坂産業の石坂典子代表取締役、安川電機の小笠原浩代表取締役社長・人づくり推進担当・中国統括・ICT戦略推進室長が選出された。

「企業広報功労・奨励賞」には、アサヒグループホールディングスの田中隆之理事・コーポレートコミュニケーション 広報部門長、ユニ・チャームの企画本部 広報室が選出された。