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若手社員がエグゼクティブに求める資質は「柔軟性」【イトーキ調べ】

マスメディアン編集部 2020.06.10

  • 組織開発
イトーキの調査によると、20代の若手ワーカーの4人に1人が理想の経営陣にとって最も大切な資質は「柔軟性」であると考えていることが分かった。
オフィス家具メーカーのイトーキは、「エグゼクティブ層(役員、経営者)の業務に関する意識調査」の調査結果を発表した。

まず、役員と経営者に対する「あなたが執務用チェアで行っている業務の中で、この1年で増えた業務はありますか?」という質問に対しては、70.7%が「この1年で業務が増えた」と回答した。
業務が増えたと感じている人たちの中では、「情報収集(インターネット)」、「メールチェック」、「Web 会議」とICT ツールを活用した働き方が増えていると感じている人が目立つ。エグゼクティブ層が活用しているICTツールのなかで、タブレット端末の使用率は37.9%だった。パソコンよりは低いものの、一般ワーカーのタブレット使用率(11.9%)と比較すると、高い割合になっている。また、「資料閲覧」、「資料作成」といった、自ら考えて動くプレイヤーとしての役割も増加傾向にある。
また、エグゼクティブ層を除いた912名のワーカーに「理想の経営陣にとって最も大切な資質」を質問したところ、各世代で「リーダーシップ」が高い割合となったが、20代のみ「柔軟性」との回答が25%を占め、最も高い割合となった。「主体性」「変革する力」を求めるという回答では、各世代のうち20代が最も高い割合だった。働き方改革関連法が施行されて1年経過し、ウィズコロナやアフターコロナで働き方が大きく変化する中、20代の若手ワーカーはエグゼクティブ層に対して、自らが先頭に立って「変えていく」ことを望んでいると考えられる。
この調査は、4月30日から5月7日の間、首都圏の従業員規模100名以上の企業に所属しているワーカー1,117名を対象にインターネット上で実施された。