評価基準の透明性がカギ! 若手社員の定着率を左右する実態調査【IKUSA調べ】
マスメディアン編集部 2026.08.28
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IKUSAは、社会人1~5年目の若手社員400名を対象に「人事評価制度に対する満足度と納得感についての実態調査」を実施した。
若手社員の定着において評価への納得感は重要な要素である。本調査では、若手社員の評価制度への満足・納得と、その改善が定着に与える影響を明らかにした。
若手社員の定着において評価への納得感は重要な要素である。本調査では、若手社員の評価制度への満足・納得と、その改善が定着に与える影響を明らかにした。

調査結果サマリー
・現在の評価制度に満足している若手は計46.8%どまり、「どちらともいえない」34.5%が最多・評価基準が「共有されていない」と感じる若手は計46.3%、不満理由の最多も「基準が不明確」
・評価面談が「成長に役立つ」は計43%どまり
・評価制度が改善されれば勤続意向が高まる若手は計59.8%
・理想の評価制度は「チーム成果重視型」24.5%が最多
若手の人事評価への満足は46.8%どまり、納得感も46.3%

現在の評価制度に満足している層は計46.8%にとどまり、「どちらともいえない」34.5%が最多となった。評価結果への納得感があると答えた層も計46.3%留まりとなり、積極的に満足・納得とも言えない層が半数で、評価制度が“形だけ”になっている可能性がうかがえる。
その原因は、約半数が「評価基準が共有されていない」46.3%、不満理由の最多も「基準が不明確」

その背景にあるのが、評価基準の不透明さである。評価基準が共有されていないと感じている層が計46.3%と約半数が回答した。
評価への不満理由(n=215)でも「評価基準が不明確」17.7%が最多で、何を評価されているのかが分からない状態が、満足・納得の低さの根っこにあることがわかる。
評価への不満理由(n=215)でも「評価基準が不明確」17.7%が最多で、何を評価されているのかが分からない状態が、満足・納得の低さの根っこにあることがわかる。
評価面談も「成長に役立つ」は43%どまり ―評価が“通知の場”で終わり育成に機能せず

基準が不透明なままでは、評価の場も活きない。評価面談が自身の成長に役立っていると答えた割合は合計で43%にとどまった。評価が一方的な“結果の通知”で終わり、成長を後押しするフィードバックの場として機能していない実態が浮き彫りになっている。
一方、改善で約6割が勤続意向UP、若手が求めるのは「明確な基準・具体的フィードバック・公平性」

裏を返せば、評価を改善する余地は大きいといえる。評価制度が改善されれば勤続意向が高まるという声が合計59.8%にのぼった。
若手が重視するのは「明確な基準」26.8%、「フィードバックの具体性」26.3%、「公平性」26.0%。また理想の評価制度は「チーム成果重視型」24.5%が最多で、チームへの貢献を正当に評価されたい意向もうかがえる。
若手が重視するのは「明確な基準」26.8%、「フィードバックの具体性」26.3%、「公平性」26.0%。また理想の評価制度は「チーム成果重視型」24.5%が最多で、チームへの貢献を正当に評価されたい意向もうかがえる。
考察:評価の“透明性”と“対話”が若手定着のカギ
本調査から、若手の評価への不満は“基準の不透明さ”に根があり、それが納得感の低下や評価面談の形骸化を招き、定着を左右していることが明らかになった。
評価の不透明さは心理的安全性にも影響しており(「影響している」計48.5%)、評価の問題は組織風土にまで波及する。基準の明確化に加え、評価が正しく伝わり受け止められる“対話と関係性”を育てることが重要であると同社は考える。
評価の不透明さは心理的安全性にも影響しており(「影響している」計48.5%)、評価の問題は組織風土にまで波及する。基準の明確化に加え、評価が正しく伝わり受け止められる“対話と関係性”を育てることが重要であると同社は考える。
調査概要
調査名:人事評価制度に対する満足度と納得感についての実態調査調査時期:2026年3月
調査対象:社会人1~5年目
有効回答数:400名
調査方法:インターネット調査
※構成比は小数第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合がある。
※評価への不満理由(Q3)は、評価に不満・納得感が十分でないと回答した215名を対象に集計している。
