国内企業のパーパス浸透率は33.3%、最も浸透する業界は情報通信機器業界【朝日広告社調べ】
マスメディアン編集部 2025.05.30
- 組織開発
- 人事
朝日広告社は、国内55業界のビジネスパーソンを対象とした第3回「ASAKOインナーパーパススコア(R)調査」を実施した。パーパス浸透率やパーパス浸透状況、成果につながる成功の要因を明らかにし、各業界・企業のパーパス推進活動を強化・改善するヒントにしていくことを意図したものである。
調査結果のサマリーと詳細は以下の通り。
調査結果のサマリーと詳細は以下の通り。
調査結果サマリー
・国内企業のパーパス浸透率は33.3%。業界別にパーパス浸透率をランキング化すると、1位は「情報通信機器」業界(58.3%)
・仕事への誇りや達成感に最も寄与するのは、「社風・カルチャーのマッチ度」
・従業員がパーパスに理解・納得・共感・共鳴するほど、継続した成果を生み出す傾向がある。「自社パーパスに理解・納得・共感・共鳴できる」と回答した社員がいる企業の継続成果率は、そうではない企業の3倍超えのスコアとなった。
・仕事への誇りや達成感に最も寄与するのは、「社風・カルチャーのマッチ度」
・従業員がパーパスに理解・納得・共感・共鳴するほど、継続した成果を生み出す傾向がある。「自社パーパスに理解・納得・共感・共鳴できる」と回答した社員がいる企業の継続成果率は、そうではない企業の3倍超えのスコアとなった。
国内企業のパーパス浸透率は33.3%
全体平均は、前回調査の32.3%よりも1.0ポイント増の33.3%となった。業界別にパーパス浸透率をランキング化すると、1位は「情報通信機器」業界(58.3%)、2位「通信」業界(53.4%) 、3位は「証券・先物」業界(51.5%)となる。生活シーンに近い消費財メーカーや、ガバナンスが厳しい金融の各業界が上位であった。


仕事への誇りや達成感に最も寄与するのは「社風・カルチャーのマッチ度」
共分散構造分析(SEM/各要素の因果関係の構造を明らかにする分析)を行い、各因子がどのように仕事に対する誇りや達成感と関係しているか明らかにした。4つの因子の中で最も仕事への誇りや達成感に寄与するのは「社風・カルチャーのマッチ度」であることがわかった。
また、社風やカルチャーのマッチ度は、他の因子「社会貢献・課題解決」「新しいビジネスの構想・実行力」「挑戦・裁量・新しいアイデア」といった人々の仕事のあり方にも強い影響を与える。
また、社風やカルチャーのマッチ度は、他の因子「社会貢献・課題解決」「新しいビジネスの構想・実行力」「挑戦・裁量・新しいアイデア」といった人々の仕事のあり方にも強い影響を与える。


従業員がパーパスに理解・納得・共感・共鳴するほど、継続した成果を生み出す傾向
パーパス浸透深度と継続成果率の関係を見てみると、「自社のパーパスに理解・納得・共感・共鳴している」と回答した社員がいる企業の継続成果率(自社パーパスに基づいたアクションや成果が継続的に生まれている)は、そうでない企業の3倍超えのスコアとなった。 特に「自社のパーパスに共鳴している」と回答した方の割合は、「共鳴している」と回答した方と「共鳴していない」と回答した方の間で約3.4倍の差があった。
従業員が心から同意できるパーパスの設定が、継続した成果を生み出す可能性が高くなると考えられる。
従業員が心から同意できるパーパスの設定が、継続した成果を生み出す可能性が高くなると考えられる。

調査概要
第3回『ASAKOインナーパーパススコア(R)調査』
調査目的:国内55業界のパーパス浸透率やパーパス浸透状況、成果につなげるための成功要因を明らかにすることで、各業界・企業のパーパス推進活動を強化・改善するヒントにしてもらう。
対象者:国内55業界に従事する20~59才のビジネスパーソン
調査エリア:日本全国
サンプル数:5643サンプル
調査期間:2025年1月24日~29日
調査方法:インターネット調査
調査主体:朝日広告社
第3回『ASAKOインナーパーパススコア(R)調査』
調査目的:国内55業界のパーパス浸透率やパーパス浸透状況、成果につなげるための成功要因を明らかにすることで、各業界・企業のパーパス推進活動を強化・改善するヒントにしてもらう。
対象者:国内55業界に従事する20~59才のビジネスパーソン
調査エリア:日本全国
サンプル数:5643サンプル
調査期間:2025年1月24日~29日
調査方法:インターネット調査
調査主体:朝日広告社