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2024年度の雇用動向 正社員採用予定は3年連続で上昇、企業の4割が多様な人材の採用強化【帝国データバンク調べ】

マスメディアン編集部 2024.05.31

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帝国データバンクは「2024年度の雇用動向に関する企業の意識調査(東京都)」の結果を公開。正社員の採用予定がある企業は3年連続で上昇し63.9%に。また、4割近くの企業で、女性や外国人など多様な人材の採用を強化予定。
5月23日、帝国データバンクは「2024年度の雇用動向に関する企業の意識調査(東京都)」の結果を公開した。

コロナ禍からの社会・経済活動の正常化が進み、2023年の東京都の平均有効求人倍率は、前年(1.50倍)から0.28ポイント増の1.78倍と2年連続で上昇した。原材料価格の高騰などの影響もあり、コロナ前(2019年、2.10倍)に比べると十分に回復している状態とはいえないが、大きな落ち込みもなく推移している。

同社が3月に実施した「人手不足に対する企業の動向調査(東京都)」では、2024年1月における人手不足企業の割合は「正社員」が16カ月連続で5割、非正社員は3割を超え、いずれも高水準で推移している。物価の上昇と人手不足の状況がさらに長期化すれば、企業は厳しい運営を迫られることになると予測し、同社は、2024年度の雇用動向(採用)に関する企業の意識について調査を実施した。

調査結果の要旨

1.2024年度、正社員の採用予定がある企業は63.9%と、3年連続で上昇し、6割を超えた。業種別では「運輸・倉庫」が74.2%でトップ
2.非正社員の採用予定がある企業は47.5%、3年連続で上昇。業種別では「運輸・倉庫」など5業種で5割を超えた
3.4割近くの企業で「女性」や「外国人」など多様な人材の採用を強化予定

調査概要
調査期間:2月15日~29日
調査対象:東京都に本社を置く4404社
有効回答企業数:2038社(回答率46.3%)