マーケティング・営業戦略・広報・宣伝・クリエイティブ職専門の採用支援はマスメディアン【宣伝会議グループ】

  • HOME
  • ニュース
  • テレビCMがもつ広告効果は「波及効果」「残存効果」「ブランド蓄積効果」、「直接効果」【フジテレビジョン・サイカ調べ】

テレビCMがもつ広告効果は「波及効果」「残存効果」「ブランド蓄積効果」、「直接効果」【フジテレビジョン・サイカ調べ】

マスメディアン編集部 2021.09.21

  • 業界動向
フジテレビジョンとサイカの共同研究により、テレビCMがもつ広告効果には、「波及効果」「残存効果」「ブランド蓄積効果」、「直接効果」などがあると明らかになった。
フジテレビジョンと広告効果分析ツールを提供するサイカは「テレビCMの効果」に関する共同研究を行い、その結果を発表した。

「テレビCMがもつ本当の広告効果」と題し行われた共同研究では、サイカの保有する75社109ブランド249事例を統計処理したデータを分析することで、テレビCMの広告効果に影響を及ぼす要素を可視化したという。
テレビCMがもつ本当の広告効果
その結果、テレビCMの広告効果に影響を及ぼす要素として、「波及効果」「残存効果」「ブランド蓄積効果」、そして「直接効果」を含めたコンバージョン(CV)獲得インパクトをあらわす「総合効果」があがった。

(1)波及効果「テレビCMは、指名検索数・店頭販売率を底上げする」
テレビCMの波及効果により、カスタマージャーニーにおける重要指標「指名検索数・店頭販売率」を押し上げる効果が高く、後方支援的役割をあわせもつことが分かった。

(2)残存効果「テレビCMは約10週間残存する」
テレビCM放送から購買までのリードタイムが長くても、テレビCMの高い訴求力がブランドを想起させ購買に導くことが明らかになった。

(3)ブランド蓄積効果「テレビCMは短期で獲得したCV数の+65~70%を長期で獲得する」
テレビCMのもつブランド蓄積効果が、長期にわたって生活者の購買行動をリードしていることが明らかになった。

(4)総合効果「テレビCMは、総合的にCV獲得インパクトが大きい」
テレビCMの高い総合効果により、動画広告の約5倍のCV獲得を実現した。また、ターゲティングによって効率的運用ができるインターネット広告と組み合わせることで、さらに効果的な展開が可能になることが示唆された。

同研究のフルレポートは、フジテレビジョン社のWebサイトから閲覧できる。