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土日と祝日の間の「スキマ平日」の働き方を調査 約8割が「働く」と回答も働き方が柔軟に変化【GOOD PLACE調べ】

マスメディアン編集部 2025.05.02

  • 働き方改革
GOOD PLACEは、月に1回以上リモートワークをする1都3県在住20~60代の会社員560名を対象に、「スキマ平日と働く場に関する調査」を実施した。約8割が「スキマ平日」に「働く」と回答したが、リモートワークや半日休暇取得を活用するなど柔軟な働き方がスタンダードになりつつある。
GOOD PLACEは、月に1回以上リモートワークをする1都3県在住20~60代の会社員560名を対象に、「スキマ平日と働く場に関する調査」を実施した。

2025年のゴールデンウィークは、祝日と土日休みの合間にあたる「スキマ平日」が、4月28日、4月30日~5月2日、5月7日~9日と3回発生する。こうした連休に挟まれた平日を、現代のワーカーたちはどのように過ごしているのだろうか。本調査では、「スキマ平日」における働き方やその理由、さらに柔軟な働き方が浸透しつつある現代における働く場所の多様化について実態を明らかにした。

調査結果のサマリーと詳細は以下の通りである。

調査結果のサマリー

(1)約8割の人が「スキマ平日」に「働く」と回答。その中でも現代の働き方においては、リモートワークや半日休暇取得を活用した柔軟な働き方をするのがスタンダードになりつつある。
(2)「スキマ平日」は、オフィスに出社するよりも自宅や好きな場所で働く人が多い傾向にあり、場所に縛られない柔軟な働き方が浸透してきていることがわかる。
(3)「スキマ平日」に働く理由は、業務都合や特別な予定がないことから働く人が多く見られる一方、「取引先や同僚が不在で集中して作業ができる」など、「スキマ平日」だからこそあえて働くと前向きに捉えているワーカーもいる。
(4)ワーカーの働く場所はオフィスと自宅が主流である一方で、旅先や新幹線などの公共交通機関など、働く場の多様化が加速している。

調査結果の詳細

●約8割の人が「スキマ平日」に「働く」中で、リモートワークや半休取得を活用した柔軟な働き方が令和のスタンダードになりつつある
スキマ平日の過ごし方を示す図表
祝日と土日休みに挟まれた「スキマ平日」の過ごし方を聞いたところ、「スキマ平日」に「働く」と回答した人は全体の79.5%と圧倒的多数であることが明らかになった。

中でも注目すべきは、「働く」と答えた人の約7割がリモートワークを活用した働き方をしているという点である。自宅や会社提携のオフィスだけでなく、「好きな場所で仕事をする」人も1割を超えており、場所に縛られない働き方が浸透していることが窺える。

一方で、22.7%のワーカーは有給休暇や半日休暇を取得し「連休化」するなど、「スキマ平日」をお休みに変える工夫をしている人も約4人に1人の割合で存在する。今回の調査から「働く、もしくは休む」の二択に留まらず、時間や場所にとらわれないライフスタイル・都合に合わせた柔軟な働き方が、令和のスタンダードになりつつあることが見えてきた。

●「スキマ平日」に働く理由は、業務や予定に応じて働く選択をしている人が多い一方で、「あえて」働く前向きなワーカーもいる
スキマ平日に働く理由を示す図表
「スキマ平日」に働いて過ごすことが多いと回答した人に働く理由を尋ねたところ、最も多かったのは「締切のある業務があるから(36.0%)」、次いで「特に休暇を取る予定や計画がないから(33.0%)」が続いた。「やるべき仕事がある」「休暇を取る必要がない」といった回答から、業務上の都合や予定に合わせて働く選択を取っている人が多いことが読み取れる。

一方で、「休暇後の業務量増加を避けるため(20.2%)」や「取引先や同僚不在で集中して作業できるから(20.0%)」といった効率的に仕事を進めたいという視点での「働きやすさ」を求めた理由も2割程度ずつ存在し、「スキマ平日」勤務をチャンスと前向きに捉える人も少なくないことがわかった。

●ワーカーの働く場所はオフィスと自宅が主流である一方で、旅先や新幹線などの公共交通機関など働く場の多様化が加速
働く場所の経験を示す図表
実際に働いたことのある場所とその頻度について調査した結果、最も働く機会が多いのは「自社オフィス(37.9%)」で、次いで「自宅(27.1%)」となった。多くの人が「出社」と「在宅勤務」をワークスタイルの中心としていることがわかる。

一方、働いたことがある場所の軸で見ると、オフィスや自宅に限らず多様な環境で仕事をしている実態が見えてきた。「他社オフィス(45.2%)」「ホテルなどの宿泊先(48.8%)」「カフェや飲食店などの外部スペース(43.2%)」といった自社オフィス・自宅外での勤務経験も多数見られた。これは、取引先との打ち合わせや出張先での業務が背景にあると考えられる。「自社オフィス」「自宅」に次いで「ホテルなどの宿泊先」で働いた経験がある人が多いことや、「ホテル以外の旅先」で働いたことがある人が34.3%いたことから、旅先での仕事(ワーケーション)が浸透してきていることも読み取れる。

さらに、「電車や新幹線などの公共交通機関(38.7%)」「自家用車などの交通機関(30.5%)」で働いたことがある人も3~4割に上った。働く場所の選択肢が多様化する中で、こうした移動中の空間も柔軟な働き方を支えるワークスペースとして利用されつつあるようだ。

調査概要
調査内容:スキマ平日と働く場に関する調査
調査期間:2025年4月14日~15日
調査対象:月に1回以上リモートワークで働いている、一都三県在住20~60代の会社員560名
調査手法:インターネット調査