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人的資本経営における従業員エンゲージメント向上の2つの要因とは【リンクアンドモチベーション調べ】

マスメディアン編集部 2023.12.06

  • 人的資本
リンクアンドモチベーションの研究機関であるモチベーションエンジニアリング研究所は、従業員エンゲージメント向上を阻害する要因の診断技術を開発し、その要因を公表した。要因としては、会社の理念への共感や上司・職場との関係性などの促進要因と、人権・コンプライアンスなどの阻害要因があるが、阻害要因については商品サービスや事例は少ないのが現状で、可視化・診断技術が必要だと考えられている。
リンクアンドモチベーションの研究機関であるモチベーションエンジニアリング研究所は、従業員エンゲージメント向上を阻害する要因の診断技術を開発し、その要因を公表した。

開発の背景と目的

近年、企業において短期的な収益向上だけではなく長期的な企業価値向上に取り組む重要性が高まっており、「人的資本経営」という考え方が広まりを見せている。従業員エンゲージメント向上の要因としては、会社の理念への共感や上司・職場との関係性などの促進要因と、人権・コンプライアンスなどの阻害要因がある。 促進・阻害要因の可視化・診断技術という観点では、促進要因については各企業によって技術開発・商品サービス開発が進んでいる一方で、阻害要因については商品サービスや事例は少ないのが現状であり、包括的な可視化・診断技術が求められていると見受けられる。
そこでこの度、従業員エンゲージメント向上の阻害要因の可視化・診断技術の研究・開発を行った。具体的には、「リスク診断」「心理的安全性診断」「アンコンシャス・バイアス診断」の3つの診断領域を設定し、阻害要因となるリスクの特定とその因子を定量的に把握することを目的としている。

設計について

リスクの特定を目的とした「リスク診断」における可視化においては、過去のリスクの発生度合いだけではなく、将来そのリスクが企業において発生する可能性の高低を表す蓋然性を推し量ることが求められている。 本研究では、弊社開発のエンゲージメントサーベイであるモチベーションクラウドにおける診断軸「期待度/満足度」を応用した「理解度/発生度」という診断軸を用いることで、蓋然性の評価を可能にしている。
阻害要因に対しては、ただリスクを特定するだけでは十分ではなく、特定したリスクを是正するというアプローチが取られる。

また、リスク是正の実効性を高めるため、前述した「リスクの特定」を可能にする「リスク診断」に加え「リスクの要因」を測定する「心理的安全性診断」と「アンコンシャス・バイアス診断」という2つの診断領域を加えている。それぞれ独自にシチュエーションを定義し、リッカート尺度を用いた設問により、定量的に把握することを可能にしている。