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日本人の働き方、コロナ禍を経て「安定性」重視へ 創造性・成長への欲求は20%低下【EQIQ調べ】

マスメディアン編集部 2023.06.19

  • 業界動向
EQIQは、2019年から2023年にかけての、仕事へのモチベーション国際調査「The State of Motivation Report 2023」を公開した。同調査から、特に日本では、経済的安定へのニーズや、より見通しの立てやすい働き方へのニーズが高まっていることがわかった。
EQIQは、2019年から2023年にかけての、仕事へのモチベーション国際調査「The State of Motivation Report 2023」を公開した。

米ギャラップによる「働きがいに関する国際調査」では、日本には「熱意あふれる社員」の割合が6%しかないと言われている。これは、米国の32%と比べて大幅に低く、139カ国中132位と最下位クラスとされる。

このような状況の中、同社の提供するモチベーションの可視化アセスメント・エンゲージメント サーベイ「Attuned」の受検者数万人のデータを解析し、日本ならびに世界における働きがいについて理解することを目的に、調査が実施された。

調査結果サマリー(日本人回答者の平均より)

(1)要求度の増加
「ファイナンス(自身や組織の経済的な成功や安定への欲求)」、「安全性(計画や予測可能性、正確に定義されたルールや明確な枠組み、責任範囲のある環境への欲求)」に対する要求度は、2019年から2023年にかけて、それぞれ10〜15%ほど上昇した。

これはコロナ禍における将来への不安や、リモートワークによるワークスタイルの変化、ジョブ型雇用への変化や副業の解禁などのさまざまな変化が影響していると推察される。

(2)要求度の低下
「創造性(イノベーションへの欲求)」、「成長(成長欲求)」に対する要求度は、2019年から2023年にかけて、それぞれ20%程度低下した。これは、日本人の仕事に求める価値観が、コロナ禍を経て、より保守的に変化していることの示唆と考えられると、同レポートでは言及している。

調査概要

・調査対象:Attuned モチベーション・アセスメント受検者
・調査期間:2018年12月〜2023月1月
・調査機関:EQIQ Attuned事業部