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インボイス制度の対応率約7割に及ぶも、引き続き「不安を感じ」との声も【Sansan調べ】

 2023.02.27

  • 業界動向
Sansanは、1000名のビジネスパーソンを対象に「インボイス制度に関する実態調査」を実施し、2月27日にその結果を発表した。この調査から、インボイス制度に向けて、約7割の企業が対応を進めており、一方で導入に「不安を感じる」と答えた人も約7割に及ぶことがわかった。
Sansanは、1000名のビジネスパーソンを対象に「インボイス制度に関する実態調査」を実施し、2月27日にその結果を発表した。2023年10月よりインボイス制度が導入される。

同制度では、受け取る請求書が一定の条件を満たした「適格請求書」でなければ仕入税額控除の適応を受けられなくなるため、企業は制度を正しく理解し対応を進める必要がある。各企業がインボイス制度に向けてどの程度対応をしているのか、その実態を明らかにすべく「インボイス制度に関する実態調査」を実施された。

この調査から、インボイス制度に向けて、約7割の企業が対応を進めており、一方で導入に「不安を感じる」と答えた人も約7割に及ぶことがわかった。

■調査結果サマリー
・約7割がインボイス制度に向けた対応を進めており、約5割だった電子帳簿保存法と比較しても対応が進んでいる
・インボイス制度に関する不安の声は約7割で、前回調査に引き続き不安を感じている
・「インボイス制度への適切な対応方法が分からない」が最も多く、前回調査から上位3項目は変わらない結果に

■調査の結果
(1)約7割がインボイス制度に向けた対応を進めており、約5割だった電子帳簿保存法と比較しても対応が進んでいる
インボイス制度への対応を進めているか聞いたところ、「対応している」と答えたのは72.5%で「対応していない」が 18.4%、「分からない」が 9.1%と、約7割がインボイス制度への対応を進めていることがわかった。
同社が2023年2月16日に発表した調査では、電子帳簿保存法へ「対応している」と答えたのは約5割(49.2%)であり、電子帳簿保存法と比較してもインボイス制度の対応は進んでいることがわかる。

(2)インボイス制度に関する不安の声は約7割で、前回調査に引き続き不安を感じている
半年前の2022年8月に実施した調査(2022年9月発表)と比較してみると、「とても不安を感じる」「やや不安を感じる」を合わせた値は前回が64.9%、今回が67.5%となった。2.6ポイント増加しており、引き続き不安の声が多いことが分かる。
(3)「インボイス制度への適切な対応方法が分からない」が最も多く、前回調査から上位3項目は変わらない結果に
不安を感じる理由として最も多かったのは「インボイス制度への適切な対応方法が分からない」だった。次いで「従来の請求書業務より工数が増える」、「インボイス制度と電子帳簿保存法を併せて検討しないといけない」となった。これは、前回の調査から上位3項目は変わらない結果となっている。
今回の調査で、2023年10月に導入されるインボイス制度への対応は、電子帳簿保存法と比較しても進んでいることがわかった。その一方で、インボイス制度導入に関する不安の声はいまだに多いこともわかった。

■調査概要
調査名: 電子帳簿保存法に関する実態調査
調査方法:オンライン上でのアンケート調査
調査地域:全国
調査対象:請求書を取り扱う業務を担当するビジネスパーソン1000名
調査期間:2023年1月25日~2023年2月3日
調査企画:Sansan
補足:同調査結果において、比率は小数点以下第2位を四捨五入しているため、必ずしも合計した数字が100%にならない場合がある。