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2022年の転職トレンドは「越境転職」、年代を問わず新領域への挑戦が見られる【Sansan調べ】

 2023.01.13

  • 業界動向
Sansanは、2022年12月23日に、同社が提供するキャリアプロフィール「Eight」ユーザーの「キャリアトレンド2022」を発表した。同社は、20代~50代のEightユーザーのうち、登録しているプロフィールの会社名を変更したユーザーを「転職ユーザー」と定義。2021年12月1日から2022年11月30日までに変更のあったユーザーは2022年の転職ユーザー、2020年12月1日から2021年11月30日までに変更のあったユーザーを2021年の転職ユーザーと見なしている。各年の転職ユーザーから、それぞれ無作為に5万人を抽出し、計10万人を対象としてキャリアの変遷を集計・分析した。この分析の結果から、2022年のEightユーザーのキャリアトレンドは、異業種・異職種に転職する「越境転職」であることがわかった。
Sansanは、2022年12月23日に、同社が提供するキャリアプロフィール「Eight」ユーザーの「キャリアトレンド2022」を発表した。この分析の結果から、2022年のEightユーザーのキャリアトレンドは、異業種・異職種に転職する「越境転職」であることがわかった。

同社は、20代~50代のEightユーザーのうち、登録しているプロフィールの会社名を変更したユーザーを「転職ユーザー」と定義。2021年12月1日から2022年11月30日までに変更のあったユーザーを2022年の転職ユーザー、2020年12月1日から2021年11月30日までに変更の合ったユーザーを2021年の転職ユーザーと見なして分析を行った。調査は、2021年と2022年の転職ユーザーぞれぞれから無作為に5万人を抽出し、合計10万人を対象として集計している。調査サマリーと結果の詳細は以下の通り。

■調査サマリー
・異業種、異職種への転職の割合が半数以上となり、越境転職がトレンドに
・年代を問わず新しい領域にチャレンジするユーザーが多い傾向に
・転職先として多かった業種は「IT」で、職種では「営業」
・越境転職の割合が多い業種は「金融」で、「コンサルティング」からの流入が最も多い
・越境転職の割合が多い職種は「営業」で、「営業企画」からの流入が最も多い

■結果詳細
・異業種、異職種への転職の割合が半数以上となり、越境転職がトレンドに
2022年に転職をしたEightユーザーの特徴として、越境転職が過半数を占めた。異業種への転職は62.5%、異職種への転職は52.9%で、2021年と比較すると業種は+0.5%、職種は-2.0%だった。ここ2年は大きなトレンドの違いはなく、2021年から引き続き、越境転職で新たな領域に挑戦する転職者が多いことがわかった。

コロナ禍を経てビジネスパーソンが自らのキャリアを見直し、新たな領域に目を向けていると同時に、企業側の人材獲得が激化する中、自社の業界や募集している職種とは異なる経験やスキルを持つ人材を求めているもの同社は分析する。
・年代を問わず新しい領域にチャレンジするユーザーが多い傾向に
年代別に見てみると、異業種への転職は20代が67.0%と最も割合が多い。30代(66.5%)、40代(61.5%)、50代(59.3%)と順に割合は減少するものの、50代でも6割近くが越境転職をしていた。また異職種への転職も20代(55.5%)、30代(54.3%)、40代(52.1%)と順に割合は減少するが、50代は52.8%で40代よりも割合が多くなった。

この結果から、越境転職は年代を問わずトレンドであること、また40代や50代であっても新たな領域に挑戦する機会を得ていることがわかる。
・転職先として多かった業種は「IT」で、職種では「営業」
次に、業種・職種での動きがどうだったのかを集計・分析したところ、2022年で最も流入が多かった業種は「IT」、職種は「営業」となった。それぞれのトップ5は以下の通り。
・越境転職の割合が多い業種は「金融」で、「コンサルティング」からの流入が最も多い
流入の多かった業種・職種について、越境転職の割合や、どの業種・職種からの流入が多かったのかを集計・分析した。業種の越境転職の割合は、「金融」が51.9%と半数を超え、「建設・工事」が49.3%、「IT」が41.5%と比較的越境転職の割合が多い結果となった。ほか2つの業種は20%台と低水準で、即戦力としての採用が活発であったことが伺える。また、それぞれの業種に、どの業種から越境転職をしているのかを見たところ、以下の結果となった。
最も越境転職の多い「金融」は、「コンサルティング」からの流入が多く見らた。また、「IT」も「コンサルティング」からの流入が多く見られている。コンサルティング業界は幅広い業界に対してサービスを提供していることから、越境転職をする際にもこれまでの経験やスキルを活かしやすいものと考えられる。

・越境転職の割合が多い職種は「営業」で、「営業企画」からの流入が最も多い
職種の越境転職の割合は、「営業」が68.5%と7割近く、「IT系専門職」や「マーケティング」も約4割が越境転職という結果となった。「経営企画・事業企画」は35.6%で3人に1人が、「営業企画」は25.4%で4人に1人が越境転職と言える。また、それぞれどの職種から越境転職をしているのかを見たところ、以下の結果となった。
最も越境転職の多い「営業」へは「営業企画」からの流入が多く見られ、その他4つの職種へはいずれも「営業」からの流入が多く見られた。「営業企画」や「マーケティング」は、一連の営業活動において「営業」とも密接に関わることから、異なる職種ではあるものの親和性が高いことが想像される。一方で、「経営企画・事業企画」「IT系専門職」など領域が大きく異なる職種への転職は、営業で培ったスキルを応用できたり、新たなスキルを身に付けたりすることで実現できているものと、同社は分析している。