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Z世代就活生の注目トピックは「社員個人のキャリアや想い」「ユニークな制度」【No Company調べ】

 2022.12.19

  • 業界動向
  • 新卒採用
No Companyは、SNSデータから見る「Z世代の注目企業」調査を実施し、12月12日に、注目企業200社を発表した。同調査では、2021年10月1日から2022年9月30日の1年間、SNS(Twitter、Facebook)上でZ世代などの生活者が話題にした企業、団体・組織を分析している。調査の結果、コロナ以前に多かった「社員個人のキャリア」や「社員が日々取り組んでいる業務内容」などの情報が再びZ世代に注目されていることがわかった。
No Companyは、SNSデータから見る「Z世代の注目企業」調査を実施し、12月12日に、注目企業200社を発表した。同調査では、2021年10月1日から2022年9月30日の1年間、SNS(Twitter、Facebook)上でZ世代などの生活者が話題にした企業、団体・組織を分析している。調査は、同社独自のSNS分析ツールを用いて実施された。

調査の結果、コロナ以前に多かった「社員個人のキャリア」や「社員が日々取り組んでいる業務内容」などの情報が再びZ世代に注目されていることがわかった。特にエンゲージメント量が高かったのは、新卒社員やインターン生が先輩社員や経営陣に自社の企業文化や魅力についてインタビューする形式の記事となった。注目企業200社と、分析の詳細は以下の通り。

<Z世代の注目企業200社>

<調査結果の考察>
●Z世代が共感しやすい“働く社員の個人の想い”
2021年12月頃にSNS上で話題になったのは、サイボウズの20代の若手社員が企業の経営層を相手に「協業」の交渉をするなど、裁量の大きな仕事に取り組む様子を紹介したインタビュー記事だった。また、2022年5月頃には、フォースタートアップスで活躍する若手社員の入社理由を紹介した記事が高いエンゲージメントを獲得。社員個人のストーリーやキャリアにフォーカスした記事は、従来からエンゲージメントを獲得しやすい傾向にある。これは、Z世代の若手が具体的にその会社で働くイメージを持ちやすいためと、同社は考察する。
 
●Web3、メタバースなどの新しい技術、新しいサービスへの注目
2022年3月には、メタバースジャパンの会社設立に関する記事が注目を集めた。また、2021年11月には、バーチャルプラットフォーム事業などを行うカバー社の事業戦略やミッションに関する記事が大きく話題となった。Web 3.0やメタバースなど、Z世代が自身の生活のなかで身近に感じる最新技術やサービスに注目していることがわかる。新しい産業を牽引するような企業への就職に関心が高いと考えられる。
 
●企業のカルチャーを反映した“ユニークな制度“への注目
2022年2月には、YouTubeなどでコンテンツを展開するドズルが発表した、3カ月に1回5000円まで社員の食事代をサポートする制度(ドズル社イーツ)が話題となった。エンターテインメント企業としての遊び心とコロナ禍で社員の家族にも喜ばれるサービスにしたいという思いに、共感の声が寄せられた。また、法人向け支出管理SaaSなどを提供するLayerXでは、大学生正社員へのインタビュー記事に注目が集まった。働き方が多様化していくなかで、自分の価値観にあった選択ができる企業に就職したいと考える学生が増えていると、同社は考察する。