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36%の企業がジョブ型雇用制度を採用、実際に運用が進んでるのは78.3%【ラクテス調べ】

 2022.10.05

  • 人事
ラクテスは、9月14日から9月16日の期間で、ジョブ型雇用に関する調査を企業の人事担当者200名を対象に実施し、9月22日にその結果を発表した。この調査から、36%の企業がジョブ型雇用を現在導入・実施しており、78.3%の企業でジョブ型雇用制度の運用が進んでいることがわかった。
ラクテスは、9月22日、ジョブ型雇用に関する調査結果を発表した。同調査は、企業の人事担当者200名を対象に、9月14日から9月16日の間、インターネット調査にて行われた。調査サマリーと調査結果は以下の通り。
 

調査サマリー

・ジョブ型雇用を現在導入・実施しているのは36%
・ジョブ型雇用制度の運用が進んでいるのは78.3%
・1年未満で導入検討を終わらせた企業は55.4%
・導入しない主な理由は「導入のノウハウや知識がない」で48.6%
 

調査結果

■ジョブ型雇用の実施状況
ジョブ型雇用を「現在実施している」と回答した企業は36%、「過去に実施していた」企業は5.5%、「導入を検討中」の企業が約23%となった。「実施していないし、導入も検討していない」と答えた企業は36%という結果となっている。
ジョブ型雇用を実施するに至るまでに、どのくらいの期間がかかったかという質問を行ったところ、「6ヶ月以上1年未満」が約39%と最も多く、次いで「1年以上3年未満」が約38%となった。導入までに1年以上かかっている企業が4割以上あることから、ジョブ型雇用を導入・運用するまでに多くの障壁があると予想される。
実際にジョブ型雇用を実施している企業では運用はされているのか尋ねたところ、ジョブ型雇用の実績がある企業のうち、「ある程度運用されている」「かなり運用されている」と答えた企業は合計約8割となった。
また、ジョブ型雇用での採用者が2020年からの1年間でどう変化したかを調べたところ、「増えた」と答えた企業が約18%、「前年並み」と答えた企業が36%、「減った」と答えた企業が4%となった。2021年にジョブ型採用を実施していた企業では、前年よりジョブ型の採用者数が同程度もしくは増加している会社が多いことがわかった。
ジョブ型雇用を導入する理由・しない理由
ジョブ型雇用を導入する(した)理由と、導入しない理由についても調査した。その結果、「専門職、専門業種の人手不足を解消するため」「能力や成果とのギャップをなくすため」が多くあがった。
ジョブ型雇用を導入しない理由として最も多かったのは「導入のノウハウや知識がない」という回答だ。そのほか、「人事制度の変更にコストがかかる」と回答した企業も多く見られた。
■ジョブ型雇用導入で社員が得るメリット
ジョブ型雇用を導入することで、企業にとってメリットがあることはもちろん、従業員にとってもさまざまなメリットがある。以下に、同調査にて回答が得られた、採用担当者が考える「従業員にとってのジョブ型雇用のメリット」を紹介する。