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厚生労働白書公表、今年のテーマは「新型コロナウイルス感染症と社会保障」

マスメディアン編集部 2021.07.30

  • 政府
厚生労働省は、7月30日、「令和3年版厚生労働白書」を公表した。今年のテーマのひとつは「新型コロナウイルス感染症と社会保障」で、感染拡大による国民生活への影響やその対応について分析し、社会的危機における社会保障の役割や課題について考察している。
厚生労働省は、7月30日、「令和3年版厚生労働白書」(令和2年度厚生労働行政年次報告)を公表した。

「厚生労働白書」は、厚生労働行政の現状や今後の見通しなどについて、広く国民に伝えることを目的にとりまとめられている。令和3年版は2部構成で、第1部は年ごとにテーマを設定している。今年のテーマは「新型コロナウイルス感染症と社会保障」で、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による国民生活への影響やその対応について分析を行うとともに、社会的危機における社会保障の役割や課題について考察されている。

■「令和3年版 厚生労働白書」概要

【第1部】テーマ「新型コロナウイルス感染症と社会保障」
社会的危機における社会保障の役割について、このたびの感染拡大への対応を通じて見えてきた以下の5つの課題について論じ、今後これらの課題への対応により、セーフティネットの重層化を図ることの重要性を指摘しています。
1. 危機に強い医療・福祉現場
2. 社会保障におけるデジタル技術の実装化
3. 多様な働き方を支えるセーフティネット
4. 性差によって負担に偏りが生じない社会づくり
5. 孤独・孤立を防ぎ、つながり・支え合うための新たなアプローチ

【第2部】テーマ「現下の政策課題への対応」
子育て、雇用、年金、医療・介護など、厚生労働行政の各分野について、最近の施策の動きをまとめている。(令和2年度分を掲載。)

「厚生労働白書」は、厚生労働省のWebサイト内の「統計情報・白書」のページからダウンロードできる。