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電通とスタートバーン、エンタメ領域のNFT事業構築支援サービスを開始

マスメディアン編集部 2021.07.09

  • 業界動向
電通・電通イノベーションイニシアティブ・スタートバーンは、協働で、アニメやエンターテインメント、スポーツ領域などのコンテンツホルダーを対象に、NFT事業の構築支援サービスを開発、7月9日より電通およびスタートバーンが提供を開始した。
電通は、電通ジャパンネットワーク傘下でR&Dを推進する組織「電通イノベーションイニシアティブ」とアート作品のブロックチェーン流通基盤構築および証明書発行事業を手掛けるスタートバーンと協働で、アニメやエンターテインメント、スポーツ領域などのコンテンツホルダーを対象に、NFT(Non-FungibleToken:非代替性トークン)事業の構築支援サービスを開発、7月9日より電通およびスタートバーンが提供を開始する。スタートバーンのブロックチェーン/NFTの技術と電通のマーケティングの知見をかけあわせ、コンテンツホルダーやクリエイターとファンの新しい関係性、コミュニティーの構築を支援する。

コピーが簡単なデジタルの分野にあって、NFTはブロックチェーン技術を活用して改ざんを防止し、コンテンツの所有者であることを証明でき、2次的、3次的な取引ごとに著作権者(制作者/アーティスト)に収益を還元できる仕組みが作れることから注目を集め、関連市場の拡大が見込まれている。しかし、各社のマーケットプレイス同士に互換性がなく、それらをまたいで当初の情報や設定ルールなどが継承されないなどの課題がある。この課題を解決し、さらにNFTを活用してよりよいコンテンツ体験を提供するため、2社協業によるサービスの提供に至ったという。

ファン心理やマーケティングに知見を持つ電通と、複数のマーケットプレイスを横断したアート作品の価値継承を支えるブロックチェーン基盤を提供するスタートバーンがタッグを組むことで、コンテンツホルダーとファンとの関係性がより良くなるようなユーザー体験の設計、NFT発行・販売の戦略策定、UI/UXデザイン、NFTの発行・販売に必要なシステムおよびインターフェイスの企画開発まで、NFT事業の構築に必要なサービスを一気通貫で提供する。また、コンテンツホルダーの持つコンテンツの特長や方針に合わせたNFT事業構築を支援する。

電通およびスタートバーンは、ブロックチェーンの技術を活用することで、コンテンツの価値を守りながら、新しいファン体験や、コンテンツホルダーやクリエイターとファンとの新しい関係構築の支援を目指すという。
<スタートバーンのNFTインフラシステムの特長>
1. コンテンツを長期的に守り育むために重要な2次流通管理の仕組み
・発行者やコンテンツの情報に加え、利用規約や還元金の設定がサービスをまたいで継承可能

2. ユーザー(ファン)に暗号通貨を意識させない仕組み
・ユーザー側でウォレットを準備する必要がなく、メールアドレスやSNSアカウントでログイン可能
・法定通貨で決済可能(ガス代は運営サービス側が肩代わり可能)

3. 安価でサステナブルな仕組み
・新たに「Polygon」を採用することで、取引コストおよび電力消費量を削減

4. モノとの紐付け
・ICタグの技術を活用することで、デジタルだけでなくリアルなモノとNFTの情報の紐付けが可能

<電通の役割>
1. NFTのUXデザインコンサルティング
・NFT化する対象物のデザイン
・NFTを保有することで得られる特別な体験や権利などのユーティリティーデザイン
・サービスをまたいだNFTのユーティリティーデザイン

2. コンテンツやブランドの世界観を大切にしたUIの企画開発