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「ソーシャルプロダクツ・アワード2021」大賞は「シブヤフォント」

マスメディアン編集部 2021.02.12

  • SDGs
ソーシャルプロダクツ普及推進会は、持続可能な社会の実現につながる優れた「ソーシャルプロダクツ」に光をあて、社会性と商品性の両面を評価する「ソーシャルプロダクツ・アワード2021」の受賞商品・サービスを発表した。年度テーマ「障害者の生きがいや働きがいにつながる商品・サービス」の大賞に選ばれたのは、渋谷区・専門学校桑沢デザイン研究所・株式会社フクフクプラス・渋谷区内の障がい者支援事業所が手掛けた「シブヤフォント」。自由テーマ「生活者が「持続可能な社会」づくりに参加できる商品・サービス」では、GOOD DEAL COMPANYの「TOKYO CORK PROJECT」が大賞に選出された。
2月12日、ソーシャルプロダクツ普及推進会は、持続可能な社会の実現につながる優れた「ソーシャルプロダクツ」に光をあて、社会性と商品性の両面を評価する「ソーシャルプロダクツ・アワード2021」の受賞商品・サービスを発表した。

同アワードは2012年に始まり、今回で8回目を迎える。2021年の年度テーマは、「障害者の生きがいや働きがいにつながる商品・サービス」。また、自由テーマとして「生活者が「持続可能な社会」づくりに参加できる商品・サービス」を設定し、「エコ(環境配慮)、オーガニック、フェアトレード、寄付(売上の一部を通じた寄付)、地域の活力向上、伝統の継承・保存、障害者支援、復興支援、などに関連する人や地球にやさしい商品・サービス」で、「生活者が持続可能な社会づくりに関する行動や団体とつながる事が出来るもの」を募集した。各テーマについて大賞、優秀賞、生活者審査員賞、審査員特別賞、ソーシャルプロダクツ賞が選出されている。

年度テーマの大賞作品には、渋谷区・専門学校桑沢デザイン研究所・株式会社フクフクプラス・渋谷区内の障がい者支援事業所が手掛けた「シブヤフォント」が選出された。
これは、渋谷でくらし・はたらく障がいのある人がかいた文字や絵をもとに、渋谷でデザインをまなぶ学生が制作したフォントやパターンで、展示会での鑑賞という一方通行の関わりになりやすい障がいのある人のアート作品を、フォント・パターンという利活用しやすいデータにすることで、多様性理解とシビックプライドにつながるソーシャルアクション。審査員からは、「渋谷区の「ダイバーシティ&インクルージョン」を象徴している。」とコメントが寄せられている。

また、自由テーマの大賞に選ばれたのは、GOOD DEAL COMPANYの「TOKYO CORK PROJECT」。東京の飲食店を中心にワイン等のコルク栓を回収、再資源化して作られた積み木やスツールなどの生活雑貨やインテリアで、飲食店で大量に捨てられるコルクを「もったいない」という気持ちから始まったプロジェクトだという。アーバンエコロジーやサーキュラーエコノミーを目指し、取り組みの中で様々な立場の方々が携われるダイバーシティー&インクルージョン、オープンイノベーションを採用。リサイクル工程や商品製作では、障害者施設と協力し就労支援をしている。「身近な未活用資源を起点に構築されたサステナビリティを体現するプロジェクト」として評価された。

受賞作品は、ソーシャルプロダクツ普及推進会のWebサイトから閲覧できる。また、2月24日より、受賞商品を一堂に展示し購入できる展示販売会を、大丸東京店と丸井錦糸町店で開催する予定だ。