中国でのSNS利用実態調査 微信(wechat)の成長続く、EC・オンライン決済関連も好調【ENJOY JAPAN調べ】
マスメディアン編集部 2021.01.28
- 業界動向
中国マーケティングを支援するENJOY JAPANは、中国で主要な10のソーシャルメディアのユーザー数やユーザー層、利用目的の調査結果を発表した。ソーシャルメディア活用は中国でのマーケティング活動に不可欠だが、多くのSNSプラットフォームが存在し、非常に早いスピードで流行が移り変わっている。そこで同社では、独自に調査を行いレポートとしてまとめた。以下は調査結果の一部抜粋。
■中国国内主要SNSのMAU推移(年別)
■中国国内主要SNSのMAU推移(年別)
メッセンジャー機能を主とするSNSの微信(wechat)が成長を年々続け、単独1位をキープしている。新型コロナウィルスの影響で外出が自粛され、オンラインショッピングが活発になったため、中国最大のECプラットフォームとして知られる「Taobao」と、同じくアリババ社傘下のオンライン決済サービスの「アリペイ」は2位を争っている。
抖音(TikTok)は2016年にスタートしたばかりのため、MAUに関する発表は2017年からとなっているが、2019年から急激な成長を見せている。ショートムービーは通勤中や仕事休憩の合間に気楽に見られ、かつライブコマースの流行にも後押しされ、抖音(TikTok)のMAUは年々伸びている。反対に、小紅書(RED)はMAU数が減少傾向にある。これは、ユーザーは抖音(TikTok)にも小紅書にも同じ投稿をするため、差別化ができなくなっているためと推測される。
■小紅書(RED)について
抖音(TikTok)は2016年にスタートしたばかりのため、MAUに関する発表は2017年からとなっているが、2019年から急激な成長を見せている。ショートムービーは通勤中や仕事休憩の合間に気楽に見られ、かつライブコマースの流行にも後押しされ、抖音(TikTok)のMAUは年々伸びている。反対に、小紅書(RED)はMAU数が減少傾向にある。これは、ユーザーは抖音(TikTok)にも小紅書にも同じ投稿をするため、差別化ができなくなっているためと推測される。
■小紅書(RED)について
中国国内月間平均アクティブユーザー数は、2019年10月から2020年10月の1年間で6,672万から5,441万へと減少した。
小紅書(RED)は、ユーザーの70%が90年代生まれの若者で、18歳~34歳が主な利用層だ。そのうち、女性の利用比率は88.37%、男性は11.61%。男性ユーザーの投稿ジャンルは主に、「インテリア」、「運動&エクササイズ」、「旅行」と「ファッション」といったジャンル。小紅書(RED)では徐々に「ファッション」、「ゲーム」、「デジタル製品」に関する投稿ジャンルを増やしており、男性利用者数が右肩上がりに伸びている。
■微信(wechat)
小紅書(RED)は、ユーザーの70%が90年代生まれの若者で、18歳~34歳が主な利用層だ。そのうち、女性の利用比率は88.37%、男性は11.61%。男性ユーザーの投稿ジャンルは主に、「インテリア」、「運動&エクササイズ」、「旅行」と「ファッション」といったジャンル。小紅書(RED)では徐々に「ファッション」、「ゲーム」、「デジタル製品」に関する投稿ジャンルを増やしており、男性利用者数が右肩上がりに伸びている。
■微信(wechat)
中国国内月間平均アクティブユーザー数は、2019年10月から2020年10月の1年間で10.2億から10.3億へと増加した。
その他の調査結果と、各プラットフォームの現状の考察などをまとめたホワイトペーパーはENJOY JAPANのWebサイトにて公開されている。
その他の調査結果と、各プラットフォームの現状の考察などをまとめたホワイトペーパーはENJOY JAPANのWebサイトにて公開されている。