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ヤフー、コンプレックスを煽る広告の出稿を禁止に

マスメディアン編集部 2020.09.03

  • 業界動向
ヤフーは8月27日、「コンプレックス部分を露骨に表現した広告」の出稿を禁止すると広告主向けのニュースリリースで告知、9月3日から広告掲載基準へ適用された。今回の対応は、身体的な特徴は人の持つ多様性の一つとして正しく理解されるべきで、「一部の身体的特徴をコンプレックスであるとして表現することは、差別意識を温存、助長するものであり、決して許されるべきものではない」との考えに基づくもの。
ヤフーは8月27日、「コンプレックス部分を露骨に表現した広告」の出稿を禁止すると広告主向けのニュースリリースで告知した。9月3日から広告掲載基準へ適用された。リリースでは、直近で入稿された広告掲載基準に違反する広告が例示されている。

広告例
下記の様な広告表現によって、それがコンプレックスであると思わせるような表現
・体毛が濃いため異性にもてなかったが、除毛製品を使用することでもてるようになった
・ふくよかな体型であることによって、周囲の人から一緒に歩くことを避けられた体験からダイエット商品を利用したところ、そのようなことがなくなった
・薄毛であることだけで、他人の目が気になり自信を持てなかったが、育毛製品を利用することによって自信を持てるようになった

今回の対応は、身体的な特徴は人の持つ多様性の一つとして正しく理解されるべきで、「一部の身体的特徴をコンプレックスであるとして表現することは、差別意識を温存、助長するものであり、決して許されるべきものではない」との考えに基づくもの。今後は、上記のような広告表現については、広告掲載基準に抵触すると判断し、広告掲載を断るとしている。