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2020年上半期のWebプロモーション予算は3割が「増額」 コロナによるオンラインシフトは下半期も進む

マスメディアン編集部 2020.08.07

  • 業界動向
イルグルムが実施した2020年上半期のWebプロモーションに関する調査によると、2019年下半期から2020年上半期で、Web広告の出稿金額の変化は「増加」と「減額」がほぼ同数でそれぞれ3割程度であることがわかった。また、2020年下半期のWeb広告費予想は24%が「増額予定」と回答しており、オンライン強化の流れは下半期も続くと想定される。
マーケティング効果測定プラットフォームを提供するイルグルムは、企業のマーケティング・広報・企画/販促担当者約200名に調査を行い、その中でWebプロモーションを実施した約90名を対象に、2020年上半期のWebプロモーションに関する調査を実施した。

まず、「2020年上半期(2020年1月~6月)の月間平均Webプロモーション予算」について聞いたところ、約6割が月間300万円以上という結果になった。金額別では「300万円~499万円」が最も多く全体の28%を占め、続いて「1000万円以上」が21%となった。
「2019年下半期から2020年上半期で、Web広告の出稿金額に変化はあったか」については、「増額した」と「減額した」がほぼ同数で、結果が割れた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、経済活動にも大きな影響があった2020年上半期において、Webプロモーション費用を「増額した理由」について聞いたところ、「オンラインの売上が伸長」「実店舗の売上減によるオンラインシフト」という回答が上位を占め、緊急事態宣言下における巣ごもり消費の影響があったものと考察される。また、「新型コロナウイルスによる需要増」との回答も38%を占め、新型コロナウイルス感染拡大の影響を色濃く受ける結果となった。
「2020年上半期に出稿を増やした広告は」という項目に関しては、Google広告(指名)が69%で最も多く、Google(一般)52%、Yahoo!スポンサードサーチ(指名)52%となり、社名やブランド名などの指名ワードの強化が見受けられる。リスティングの次には、TwitterをはじめとするSNS広告が続いた。「2020年上半期に出稿を減らした広告」については、Google広告(一般)41%が最も多く、Yahoo!スポンサードリサーチ(指名)34%、Yahoo!スポンサードリサーチ(一般)34%で上位を占め、一般ワードの減額が目立った。
2020年下半期(2020年7月~12月)のWeb広告費予想に関しては、「わからない」が35%で最も多い結果となったが、24%が「増額予定」と回答し、一部においてオンライン強化の流れは下半期も続くと想定される。
「2020年下半期、Web広告の出稿強化に当たり取り組みたい施策」に関しては、効果測定ツールの導入が58%、アトリビューション分析が50%となり、広告の出稿強化に合わせ、広告成果の分析と精度向上に関する取り組みへの関心が強く表れる結果となった。
同調査は2020年7月13日~20日、企業のマーケティング・広報・企画・販促担当者を大賞に、インターネットによるアンケートを実施したもの。