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4割の企業が新型コロナの影響でリモートワークを初めて実施【ネオマーケティング調べ】

マスメディアン編集部 2020.06.25

  • 働き方改革
ネオマーケティングが実施した「リモートワーク」をテーマにしたリサーチによると、調査対象企業のうち、40%の企業が新型コロナウイルスの影響でリモートワークを初めて導入したことが分かった。また、リモートワークによってストレスが減ったと感じたという回答が多かった一方、約30%が「成果が出にくくなった」と感じており、課題や改善点も多いという調査結果となった。
総合マーケティング支援を行うネオマーケティングは、新型コロナウイルスの働き方への影響を調査するため、「リモートワーク」をテーマにしたリサーチを行った。

まず、リモートワークの導入実態についての質問に対する回答は、「今回初めて導入された」が39.9%、「以前から導入されていた」が17.8%、「導入されなかった」が42.3%だった。
続いて、4月から5月にかけてリモートワークを実施した平均日数については、最も多かったのが「1週間のうち5日程度」で39.8%、次いで「1週間のうち3日程度」で18.0%、さらに「1週間のうち4日程度」で16.7%だった。リモートワークを実施できる環境にいる社員は、積極的にリモートワークを実施していたことがうかがえる。
リモートワークを行って感じたメリットについては、最も多かったのは「通勤のストレスがない」で69.5%、次いで「感染リスクを防げる」で61.4%、さらに「以前より家事をするようになった」で34.9%という結果となった。 新型コロナウイルスの感染リスクを防ぐために増加したリモートワークだったが、それ以外の部分にもさまざまメリットが感じられている。
一方、リモートワークを行ってみて感じたデメリットについては、最も多かったのが「家から出ないためストレスがたまる」で30.6%、次いで「社内コミュニケーションがとりづらい」で30.0%、「気軽な相談や雑談ができない」で26.2%という結果となった。
リモートワークによる仕事に関するストレスについて質問したところ、「減った」「やや減った」と回答した方が最も多かったのは「20代」で52.7%、次いで「30代」で45.0%、「40代」で42.8%、さらに「50代」で35.2%でした。年代が下がるにつれて、リモートワークによってストレスが減ったという回答が増加しており、20代と50代の差は17.5ポイントとなっている。ストレスの感じ方には世代間で大きな差があると見受けられる。
リモートワークによる仕事の成果については、「あまり成果が出なくなった」「成果が出なくなった」との回答が31.3%、「成果が出るようになった」「やや成果が出るようになった」との回答が25.6%と、成果が出なくなったと感じている回答がやや多い結果だった。また、年代別で見ると、「成果が出るようになった」「やや成果が出るようになった」と回答した方が最も多かったのは「40代」で30.0%、次いで「20代」で29.0%、「30代」で28.7%、さらに「50代」で14.8%という結果となった。
今後のリモートワークの意向についての質問に対しては、「リモートワークをしたい」という回答が57.1%、次いで「今回のような非常時にはリモートワークをしたい」という回答が34.1%で、リモートワークに前向きな回答が91.2%を占めた。
会社のオフィスが必要と思うかについての質問は、「必要だと思う」「どちらかといえば必要だと思う」は合わせて80.5%を占めた。リモートワークを経験した上で、完全リモートワークは難しく、コミュニケーションや業務の関係から、出社したほうが良いこともあると考えている人が多いことによるものと思われる。
調査は2020年6月8日~2020年6月10日の3日間、インターネットリサーチにより実施され、20~59歳の男女1000人から有効回答を得た。