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外出自粛で家庭内メディアへの接触が増加、一方折込チラシは半減【読売IS調べ】

マスメディアン編集部 2020.05.26

  • 業界動向
読売ISは5月11日、新型コロナウイルス感染拡大による生活の変化が新聞や折込チラシをはじめとするメディアの接触にどう影響しているかについて、読売新聞オンライン会員に対して調査を実施した。その結果、家庭内で接触する新聞、テレビなどのメディアでは接触が増加した一方、新聞折込広告は半分以上が減少したことが分かった。
読売ISは5月11日、新型コロナウイルス感染拡大による生活の変化が新聞や折込チラシをはじめとするメディアの接触にどう影響しているかについて、読売新聞オンライン会員に対して調査を実施した。その結果、家庭内で接触する新聞、テレビなどのメディアでは接触が増加した一方、新聞折込広告は半分以上が減少したことが分かった。

10種類のメディア別に接触程度の変化を聞いたところ、「テレビ」「新聞」「インターネット(PC)」「インターネット(モバイル)」の家庭内メディアにおいて、3割以上が「増えた」と回答。一方、「新聞折込広告」は53.5%と半数以上が「減った」と回答。「交通広告」「屋外広告」も3割前後が「減った」と回答した。新型コロナウイルスの影響で生活者が不要不急の外出を自粛したことによるものとみられる。また、「新聞折込広告」については、これまでスーパーやドラッグストア、ホームセンターなどの小売業が特売チラシを定期的に実施していたが、多くの企業が販促活動を控え総体的な供給量が大幅に減少したことが要因と考えられる。
その一方、新聞折込広告利用者に「新聞折込広告」について、意見や要望を記述式で聞いたところ、「新型コロナで折込チラシの量が減った(残念、寂しい)」「折込チラシは暮らしの必需品(量が減って不便)」「折込チラシの量を増やしてほしい」といった声が多く見られた。
「広告を見て買うものを決めていって手短に買い物を済ませたい」「必要なもの、買いたいものを事前に見定めることができなくなった」など、コロナ禍において「日常生活の買物の情報源」として折込チラシが求める声も根強い。外出の自粛が求められる状況下だからこそ、事前に情報を把握し、効率的に買物したいというニーズが窺える。