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若手が辞めない会社の共通点とは? 「働きがいのある会社」2025年版若手ランキング発表【GPTW Japan調べ】

マスメディアン編集部 2025.08.01

  • 人的資本
GPTW Japanは、2025年版「働きがいのある会社」若手ランキングを発表した。上位には、理念共感を重視した採用や、若手の声を吸い上げる場づくりなど、組織風土から変革を進める企業が並んだ。
Great Place To Work Institute Japan(働きがいのある会社研究所)は、2025年版 日本における「働きがいのある会社」若手ランキング(以下、若手ランキング)を7月29日に発表した。

■要旨
・「働きがい認定企業」(2023年7月~2024年9月調査実施)の中から、特に若手(34歳以下)の働きがいに優れた企業を規模別に上位5社ずつ選出した。
・2025年版若手ランキング第1位は、ディスコ(大規模部門)、フロンティアホールディングス(中規模部門)、ヘルスベイシス(小規模部門)であった。
・中規模部門1位のフロンティアホールディングスに密着取材したところ、同社の成功要因は複数の施策が相互に連携している点にあった。中でも特徴的なのが、選考過程で丁寧に経営理念を伝え、共感した人材のみを採用する「価値観採用」と、毎週開催の"改革倶楽部"による「若手の声の吸い上げ」。これらの施策に加え、内定者期間からの関係構築や理念浸透の仕組みなども含めた包括的なアプローチが、働きがいの高い組織を実現している。

■2025年版 日本における「働きがいのある会社」若手ランキング発表の背景
近年、人材不足が深刻化する中、優秀な若手人材の確保と定着が企業にとって重要な経営課題となっている。若手従業員の働きがい向上は、人材確保にとどまらず、企業の生産性や競争力を高める重要な経営戦略として注目されている。給与や福利厚生といった「働きやすさ」と、職場の連帯感や仕事への誇り、成長実感といった「やりがい」の両方を兼ね備えた職場環境が求められる中、実際にどのような企業が若手から高く評価されているのかという観点から、働きがいのある会社研究所は、「働きやすさ」と「やりがい」の両面から評価した「働きがいのある会社」若手ランキングを調査した。

2025年版 日本における「働きがいのある会社」若手ランキング選出企業一覧

【大規模部門(1000人以上)】
1位(2位)ディスコ(製造業/東京都)
2位(―)SmartHR(サービス業(他に分類されないもの)/東京都)
3位(―)セールスフォース・ジャパン(情報通信業/東京都)
4位(1位)アメリカン・エキスプレス(金融業,保険業/東京都)
5位(―)Hilton(宿泊業,飲食サービス業/東京都)

【中規模部門(100-999人)】
1位(1位)フロンティアホールディングス(不動産業,物品賃貸業/大阪府)
2位(―)テックタッチ(情報通信業/東京都)
3位(4位)Box Japan(情報通信業/東京都)
4位(3位)アチーブメント(学術研究,専門・技術サービス業/東京都)
5位(―)CrowdStrike(情報技術/東京都)

【小規模部門(25-99人)】
1位(2位)ヘルスベイシス(情報通信業/東京都)
2位(1位)イベント21(サービス業(他に分類されないもの)/奈良県)
3位(―)Mahalo(分類不能の産業/神奈川県)
4位(―)Legaseed(学術研究,専門・技術サービス業/東京都)
5位(―)and US(製造業/富山県)

■調査の概要
調査期間:2023年7月~2024年9月(2025年版調査)
参加社数:657社
評価方法:GPTWでは、ランキング参加企業で働く従業員にアンケート調査を実施し、その結果が一定レベルを超えた会社を「働きがい認定企業」として発表している。本ランキングは、「働きがい認定企業」(2023年7月~2024年9月調査実施)の中から、「若手従業員(34歳以下)の回答結果」、「若手従業員比率などの基本会社データ」の2つの評価観点において特に優れた企業を選出したものである。