採用担当者の86%がAIを活用 AIとデザインで変わる採用プロセス【Canva調べ】
マスメディアン編集部 2025.01.17
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Canvaは1月16日、人工知能(AI)、SNS、デジタルデザインが、求職・採用活動にどのような変化をもたらしているかを包括的に調査した最新の年次レポート「ニューイヤー・ニュージョブ(新年、新しい仕事)」を発表した。
2024年にCanvaで作成された履歴書は全世界で3億9000万超に上り、世界中のプロフェッショナルが求職活動にクリエイティビティを取り入れている状況が見られた。これを受けて、日本、米国、英国、オーストラリア、インド、ドイツ、スペイン、フランス、メキシコ、ならびにブラジルの採用担当者4200人と求職者6000人を調査対象とし、調査会社Sagoにより実施された本調査が行われ、求職者や雇用主に影響を与える世界規模の新たなトレンドが明らかになったと、同社は発表している。
本年次レポートでは、SNSから動画など、応募においてさまざまなデジタルプラットフォームや媒体を取り入れ、強力なセルフブランディングを確立している求職者は、採用担当者の目に留まりやすく、このような応募書類は、求職者のスキルを効果的に表現しており、採用担当者にもその効果が認識されつつあることがわかった。
Canvaの人材獲得リードであるLorraine Dooley氏は次のように述べている。「今日のオンラインでの応募プロセスは、時に複雑に感じられることがありますが、AIを活用した視覚的な媒体やツールを取り入れることで、よりハイレベルな求職活動を実現し、これまでとは異なる方法で自分のスキルをアピールできるようになります。このような新しいアプローチは、求職活動の質を高め、書類選考から次のステップへとつなげ、数ある応募の中で際立った存在として印象付ける、強力な手段になりつつあります。」
日本における本調査の結果は、以下の通り。
2024年にCanvaで作成された履歴書は全世界で3億9000万超に上り、世界中のプロフェッショナルが求職活動にクリエイティビティを取り入れている状況が見られた。これを受けて、日本、米国、英国、オーストラリア、インド、ドイツ、スペイン、フランス、メキシコ、ならびにブラジルの採用担当者4200人と求職者6000人を調査対象とし、調査会社Sagoにより実施された本調査が行われ、求職者や雇用主に影響を与える世界規模の新たなトレンドが明らかになったと、同社は発表している。
本年次レポートでは、SNSから動画など、応募においてさまざまなデジタルプラットフォームや媒体を取り入れ、強力なセルフブランディングを確立している求職者は、採用担当者の目に留まりやすく、このような応募書類は、求職者のスキルを効果的に表現しており、採用担当者にもその効果が認識されつつあることがわかった。
Canvaの人材獲得リードであるLorraine Dooley氏は次のように述べている。「今日のオンラインでの応募プロセスは、時に複雑に感じられることがありますが、AIを活用した視覚的な媒体やツールを取り入れることで、よりハイレベルな求職活動を実現し、これまでとは異なる方法で自分のスキルをアピールできるようになります。このような新しいアプローチは、求職活動の質を高め、書類選考から次のステップへとつなげ、数ある応募の中で際立った存在として印象付ける、強力な手段になりつつあります。」
日本における本調査の結果は、以下の通り。
日本における調査結果の要旨
■求職者・採用担当者の両方に定着しつつあるAI
AIの活用はコンテンツの作成に限らず、求職・採用活動にも定着しつつあり、求職者と採用担当者の活動にスピード感とインスピレーションをもたらしている。
・求職者の51%が履歴書の作成にAIを活用しており、37%が履歴書やポートフォリオのビジュアル作成に、38%が面接の準備にAIを活用
・採用担当者の86%が採用プロセスにおいてAIを活用しており、31%が求人情報の作成に、28%が履歴書の要約にAIを活用
■簡素な書類から目を引く書類へ、カラフルでインタラクティブな応募書類がより受け入れられる傾向に
オンラインでのやり取りが主流となり、ビジュアル重視のZ世代の労働人口が増えていく今日の職場環境に応じて、応募書類のあり方やその受け入れられ方も変わりつつある。
・現時点では従来型の履歴書が応募書類の主流ではあるものの、採用担当者の67%が、今後5年以内にテキストベースの履歴書の存在感は薄れると予想
・採用担当者の57%は、クリック可能なリンクや展開可能なコンテンツなどのインタラクティブな要素のある履歴書を、55%は視覚的要素のある履歴書を好んでおり、応募書類におけるクリエイティブ要素へのニーズの高まりが明らかに
・求職者の74%が、履歴書に視覚的要素を加えたいと考えており、59%の採用担当者は、Webサイトや作品一覧などを紹介するデジタルポートフォリオを好意的に受け入れる傾向
■SNSがセルフブランディングや仕事探しの場として不可欠に
応募者のSNS上のプロフィールをチェックする採用担当者が増加する一方で、求職者はこれをアピールの場として活用している。
・求職者の87%が、業界に知見のある人材として自身をブランディングすることを目的にSNSで発信しており、77%が履歴書やその他の応募書類のスタイル、デザインやライティングによって、デジタルプラットフォーム上でセルフブランディングを実践
・採用担当者の90%が、職務経歴と関連するSNSやオンライン上で存在感を持っている候補者を高く評価
・求職者の3割以上が、自身の職務経験や履歴書の情報をSNS上で共有(Instagramでは求職者の35%が、YouTubeでは36%が情報を公開)
■AI時代に生まれ変わる新入社員の受け入れプロセス
AIが職場環境に変化をもたらし続けるなか、人事部門と採用担当者は新入社員の導入プロセスの加速化を実現。さらに新入社員は入社初日から強力な即戦力となるための準備にAIを活用している。
・採用担当者の90%が、視覚的要素を含む資料の活用は新入社員の導入プロセスに有益な影響を与えると認識
・採用担当者の73%が、新入社員の導入プロセスに使用する視覚的要素を含む資料の作成にAIを活用しており、90%が、AIを活用することで作業が楽になると認識
・94%の新入社員が、新しい職務に就くにあたり、デザインスキルと洗練された資料の作成が重要であると回答しており、69%がAIの活用が資料作成のクオリティに貢献し、業務に慣れるのに役立ったと回答
調査概要
【求職者調査】
調査対象:従業員50人以上の企業でフルタイムのナレッジワーカーとして働く求職活動経験者および現在求職中の6000人
調査内容:求職活動や採用プロセスにおけるAIやSNS、デジタルデザインの活用状況
調査期間:2024年11月22日~12月3日
調査方法:オンライン形式(調査会社Sagoによる招待Eメール)
対象国:米国、英国(各1000名)、インド、フランス、スペイン、ドイツ、ブラジル、メキシコ、オーストラリア、日本(各500名)
【採用担当者調査】
調査対象:従業員50人以上の企業でフルタイムで働き、少なくとも1人の部下を管理し、履歴書の審査に関与している採用担当者4200人
調査内容:採用プロセスにおけるAIやデジタルツールの活用状況
調査期間:2024年11月22日~12月3日
調査方法:オンライン形式(調査会社Sagoによる招待Eメール)
対象国:米国、英国(各500名)、インド、フランス、スペイン、ドイツ、ブラジル、メキシコ、オーストラリア、日本(各400名)
AIの活用はコンテンツの作成に限らず、求職・採用活動にも定着しつつあり、求職者と採用担当者の活動にスピード感とインスピレーションをもたらしている。
・求職者の51%が履歴書の作成にAIを活用しており、37%が履歴書やポートフォリオのビジュアル作成に、38%が面接の準備にAIを活用
・採用担当者の86%が採用プロセスにおいてAIを活用しており、31%が求人情報の作成に、28%が履歴書の要約にAIを活用
■簡素な書類から目を引く書類へ、カラフルでインタラクティブな応募書類がより受け入れられる傾向に
オンラインでのやり取りが主流となり、ビジュアル重視のZ世代の労働人口が増えていく今日の職場環境に応じて、応募書類のあり方やその受け入れられ方も変わりつつある。
・現時点では従来型の履歴書が応募書類の主流ではあるものの、採用担当者の67%が、今後5年以内にテキストベースの履歴書の存在感は薄れると予想
・採用担当者の57%は、クリック可能なリンクや展開可能なコンテンツなどのインタラクティブな要素のある履歴書を、55%は視覚的要素のある履歴書を好んでおり、応募書類におけるクリエイティブ要素へのニーズの高まりが明らかに
・求職者の74%が、履歴書に視覚的要素を加えたいと考えており、59%の採用担当者は、Webサイトや作品一覧などを紹介するデジタルポートフォリオを好意的に受け入れる傾向
■SNSがセルフブランディングや仕事探しの場として不可欠に
応募者のSNS上のプロフィールをチェックする採用担当者が増加する一方で、求職者はこれをアピールの場として活用している。
・求職者の87%が、業界に知見のある人材として自身をブランディングすることを目的にSNSで発信しており、77%が履歴書やその他の応募書類のスタイル、デザインやライティングによって、デジタルプラットフォーム上でセルフブランディングを実践
・採用担当者の90%が、職務経歴と関連するSNSやオンライン上で存在感を持っている候補者を高く評価
・求職者の3割以上が、自身の職務経験や履歴書の情報をSNS上で共有(Instagramでは求職者の35%が、YouTubeでは36%が情報を公開)
■AI時代に生まれ変わる新入社員の受け入れプロセス
AIが職場環境に変化をもたらし続けるなか、人事部門と採用担当者は新入社員の導入プロセスの加速化を実現。さらに新入社員は入社初日から強力な即戦力となるための準備にAIを活用している。
・採用担当者の90%が、視覚的要素を含む資料の活用は新入社員の導入プロセスに有益な影響を与えると認識
・採用担当者の73%が、新入社員の導入プロセスに使用する視覚的要素を含む資料の作成にAIを活用しており、90%が、AIを活用することで作業が楽になると認識
・94%の新入社員が、新しい職務に就くにあたり、デザインスキルと洗練された資料の作成が重要であると回答しており、69%がAIの活用が資料作成のクオリティに貢献し、業務に慣れるのに役立ったと回答
調査概要
【求職者調査】
調査対象:従業員50人以上の企業でフルタイムのナレッジワーカーとして働く求職活動経験者および現在求職中の6000人
調査内容:求職活動や採用プロセスにおけるAIやSNS、デジタルデザインの活用状況
調査期間:2024年11月22日~12月3日
調査方法:オンライン形式(調査会社Sagoによる招待Eメール)
対象国:米国、英国(各1000名)、インド、フランス、スペイン、ドイツ、ブラジル、メキシコ、オーストラリア、日本(各500名)
【採用担当者調査】
調査対象:従業員50人以上の企業でフルタイムで働き、少なくとも1人の部下を管理し、履歴書の審査に関与している採用担当者4200人
調査内容:採用プロセスにおけるAIやデジタルツールの活用状況
調査期間:2024年11月22日~12月3日
調査方法:オンライン形式(調査会社Sagoによる招待Eメール)
対象国:米国、英国(各500名)、インド、フランス、スペイン、ドイツ、ブラジル、メキシコ、オーストラリア、日本(各400名)