1人当たりの平均賃金を引き上げる企業は91.2%【厚生労働省調べ】
マスメディアン編集部 2024.11.01
- 人事
厚生労働省では、2024年「賃金引き上げなどの実態に関する調査」の結果を公表した。
本調査は、全国の民間企業における賃金の改定額、改定率、改定方法などを明らかにすることを目的に、7月から8月にかけて調査を行っている。調査の対象は、常用労働者100人以上を雇用する会社組織の民営企業で、2024年は3622社を抽出して調査を行い、1783社から有効回答を得た。調査結果のポイントは、以下の通り。
本調査は、全国の民間企業における賃金の改定額、改定率、改定方法などを明らかにすることを目的に、7月から8月にかけて調査を行っている。調査の対象は、常用労働者100人以上を雇用する会社組織の民営企業で、2024年は3622社を抽出して調査を行い、1783社から有効回答を得た。調査結果のポイントは、以下の通り。
調査結果のポイント
1.賃金の改定状況
(1)賃金の改定の実施状況別企業割合
「1人平均賃金(※)を引き上げた・引き上げる」企業割合:91.2%(前年89.1%)
※所定内賃金(諸手当などを含むが、時間外・休日手当や深夜手当などの割増手当、慶弔手当などの特別手当を含まない)の1カ月1人当たりの平均額
(2)1人平均賃金の改定額と改定率
1人平均賃金の改定額(予定を含む):11961円(前年9437円)
1人平均賃金の改定率(予定を含む):4.1%(同3.2%)
「労働組合あり」の1人平均賃金の改定額(予定を含む):13668円(前年10650円)
「労働組合あり」の1人平均賃金の改定率(予定を含む):4.5%(同3.4%)
「労働組合なし」の1人平均賃金の改定額(予定を含む):10170円(前年8302円)
「労働組合なし」の1人平均賃金の改定率(予定を含む):3.6%(同3.1%)
2.定期昇給などの実施状況
(1)賃金の改定を実施した、または予定している企業および賃金の改定を実施しない企業における定期昇給の状況
【定期昇給を「行った・行う」企業割合】
管理職:76.8%(前年71.8%)
一般職:83.4%(同79.5%)
(2)定期昇給制度がある企業におけるベースアップの状況
【ベースアップを「行った・行う」企業割合】
管理職:47.0%(前年43.4%)
一般職:52.1%(同49.5%)
(1)賃金の改定の実施状況別企業割合
「1人平均賃金(※)を引き上げた・引き上げる」企業割合:91.2%(前年89.1%)
※所定内賃金(諸手当などを含むが、時間外・休日手当や深夜手当などの割増手当、慶弔手当などの特別手当を含まない)の1カ月1人当たりの平均額
(2)1人平均賃金の改定額と改定率
1人平均賃金の改定額(予定を含む):11961円(前年9437円)
1人平均賃金の改定率(予定を含む):4.1%(同3.2%)
「労働組合あり」の1人平均賃金の改定額(予定を含む):13668円(前年10650円)
「労働組合あり」の1人平均賃金の改定率(予定を含む):4.5%(同3.4%)
「労働組合なし」の1人平均賃金の改定額(予定を含む):10170円(前年8302円)
「労働組合なし」の1人平均賃金の改定率(予定を含む):3.6%(同3.1%)
2.定期昇給などの実施状況
(1)賃金の改定を実施した、または予定している企業および賃金の改定を実施しない企業における定期昇給の状況
【定期昇給を「行った・行う」企業割合】
管理職:76.8%(前年71.8%)
一般職:83.4%(同79.5%)
(2)定期昇給制度がある企業におけるベースアップの状況
【ベースアップを「行った・行う」企業割合】
管理職:47.0%(前年43.4%)
一般職:52.1%(同49.5%)