就活生とZ世代は半数以上が転職に前向き、終身雇用の概念は薄れる傾向 就活生とZ世代の働き方意識調査【Thinkings調べ】
マスメディアン編集部 2024.09.27
- 新卒採用
Thinkingsは、就活生100名と社会人300名を対象に、「働き方に関する意識調査」を実施した。
採用活動や日頃のコミュニケーションにおいて重要な、世代間での働き方に対する意識の違いを理解するためのヒントとなるよう、各世代の特徴や傾向を分析した。また、本調査の世代について、Z世代は1997~2005年生まれ、Y世代は1981~1996年生まれ、X世代は1965~1980年生まれを指す。調査結果のポイントは以下の通り。
1.「残業はしない・断る」と回答した就活生は1割にとどまり、ほか世代より少ない結果に
「残業に関する考え」について聞いたところ、就活生の1割が「残業はしない・断る」 と回答し、他の世代より少ない結果となった。新入社員は、職場での評価を得るためや、早く仕事に慣れるために、一定程度の残業を受け入れる姿勢があると考えられる。また、X世代の中でも前半に生まれた人は、長時間労働が一般的な時代を過ごしたと言われるが、「残業も厭わない」と回答したX世代の割合は16%にとどまった。これは、働き方改革などの時代の変化が影響していると考えられる。
採用活動や日頃のコミュニケーションにおいて重要な、世代間での働き方に対する意識の違いを理解するためのヒントとなるよう、各世代の特徴や傾向を分析した。また、本調査の世代について、Z世代は1997~2005年生まれ、Y世代は1981~1996年生まれ、X世代は1965~1980年生まれを指す。調査結果のポイントは以下の通り。
1.「残業はしない・断る」と回答した就活生は1割にとどまり、ほか世代より少ない結果に
「残業に関する考え」について聞いたところ、就活生の1割が「残業はしない・断る」 と回答し、他の世代より少ない結果となった。新入社員は、職場での評価を得るためや、早く仕事に慣れるために、一定程度の残業を受け入れる姿勢があると考えられる。また、X世代の中でも前半に生まれた人は、長時間労働が一般的な時代を過ごしたと言われるが、「残業も厭わない」と回答したX世代の割合は16%にとどまった。これは、働き方改革などの時代の変化が影響していると考えられる。

2.若い世代ほど「副業」に前向きだが、全体の1/4が「興味はない」と回答
「副業に関する考え」について聞いたところ、 Z世代と就活生では、「積極的に行いたい」「負担が大きすぎない範囲で行いたい」が合わせて半数を超え、副業を「積極的に行いたい」 と回答したZ世代は29%と最も多い結果となった。若年層は、本業以外で収入アップやキャリアの幅を広げることに前向きな傾向があることがわかった。一方で、各世代の約1/4が副業に「興味はない」と回答しており、本業のみで金銭的にも成長環境的にも満足している人が一定数いることが考えられる。
「副業に関する考え」について聞いたところ、 Z世代と就活生では、「積極的に行いたい」「負担が大きすぎない範囲で行いたい」が合わせて半数を超え、副業を「積極的に行いたい」 と回答したZ世代は29%と最も多い結果となった。若年層は、本業以外で収入アップやキャリアの幅を広げることに前向きな傾向があることがわかった。一方で、各世代の約1/4が副業に「興味はない」と回答しており、本業のみで金銭的にも成長環境的にも満足している人が一定数いることが考えられる。

3.就活生の65%が「転職したい」と回答
「転職」に関する考えを聞いたところ、「キャリアアップのために転職したい」「魅力的なオファーがあれば転職したい」と回答した人の割合は、就活生が最も高く65%となった。就活生は転職を視野に入れたキャリアプランを描いており、終身雇用の概念が薄れていると考えられる。また、X世代とY世代の半数以上が「特に考えていない」「定年まで同じ会社で働きたい」と回答しており、生活の安定や既に築いてきたキャリア、転職市場における求人数が影響していると考えられる。
「転職」に関する考えを聞いたところ、「キャリアアップのために転職したい」「魅力的なオファーがあれば転職したい」と回答した人の割合は、就活生が最も高く65%となった。就活生は転職を視野に入れたキャリアプランを描いており、終身雇用の概念が薄れていると考えられる。また、X世代とY世代の半数以上が「特に考えていない」「定年まで同じ会社で働きたい」と回答しており、生活の安定や既に築いてきたキャリア、転職市場における求人数が影響していると考えられる。

4.若い世代ほど「転勤」に前向きな傾向があるが、全世代の半数以上が消極的
「転勤に関する考え」について聞いたところ、「キャリアアップのためなら積極的に受け入れる」と回答した人の割合は若い世代ほど高く、就活生では47%となった。若年層は、キャリア成長の一環として転職を受け入れる姿勢が強いと考えられる。一方で、「辞令であれば仕方なく受け入れる」「転職を考えるきっかけになる」と回答した層は全世代で半数を超えた。特に、家庭の事情や生活の安定を重視するX世代とY世代にとって、転勤は大きな負担となる可能性が高いため、離職を防ぐためにも、転勤がもたらす影響を十分に考慮し、必要なサポートや選択肢を提供することが重要だと考えられる。
「転勤に関する考え」について聞いたところ、「キャリアアップのためなら積極的に受け入れる」と回答した人の割合は若い世代ほど高く、就活生では47%となった。若年層は、キャリア成長の一環として転職を受け入れる姿勢が強いと考えられる。一方で、「辞令であれば仕方なく受け入れる」「転職を考えるきっかけになる」と回答した層は全世代で半数を超えた。特に、家庭の事情や生活の安定を重視するX世代とY世代にとって、転勤は大きな負担となる可能性が高いため、離職を防ぐためにも、転勤がもたらす影響を十分に考慮し、必要なサポートや選択肢を提供することが重要だと考えられる。

5.「生成AI活用」について、就活生の73%が「利用したい」と回答
「仕事における生成AIツールの利用に関する考え」について聞いたところ、「利用したい」と考えている人の割合は就活生・Z世代ほど高く、就活生では73%となった。一方で、X世代とY世代では、「利用に抵抗がある」「必要があれば利用も厭わない」と考える人の割合が高く、AIツールの利便性を理解しつつも、現在の業務プロセスや経験に基づいたアプローチを取る傾向が高いことが考えられる。今後の新入社員には、AIの活用に積極的な人が多く含まれると予想されるため、AIツールの活用事例を発信することは、就活生に対して企業の先進性や柔軟な働き方を示す機会となると、同社は予測している。
「仕事における生成AIツールの利用に関する考え」について聞いたところ、「利用したい」と考えている人の割合は就活生・Z世代ほど高く、就活生では73%となった。一方で、X世代とY世代では、「利用に抵抗がある」「必要があれば利用も厭わない」と考える人の割合が高く、AIツールの利便性を理解しつつも、現在の業務プロセスや経験に基づいたアプローチを取る傾向が高いことが考えられる。今後の新入社員には、AIの活用に積極的な人が多く含まれると予想されるため、AIツールの活用事例を発信することは、就活生に対して企業の先進性や柔軟な働き方を示す機会となると、同社は予測している。

調査概要
調査対象:就活生と社会人(自営業除く)
回答者数:400名
・就活生:100名
・社会人:300名(Z・Y・X世代各100名)
調査期間:2024年6月1日~11日
調査方法:インターネット調査
調査主体:Thinkings
%を表示する際に小数点第1位で四捨五入しているため、%の合計が100%と一致しない場合がある。
調査対象:就活生と社会人(自営業除く)
回答者数:400名
・就活生:100名
・社会人:300名(Z・Y・X世代各100名)
調査期間:2024年6月1日~11日
調査方法:インターネット調査
調査主体:Thinkings
%を表示する際に小数点第1位で四捨五入しているため、%の合計が100%と一致しない場合がある。