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2024年夏季賞与は企業4割が前年度増も、企業規模で格差が目立つ【帝国データバンク調べ】

マスメディアン編集部 2024.06.14

  • 業界動向
帝国データバンクは、2024年夏季賞与についてのアンケート結果を公表した。企業の約4割で1人当たり平均支給額が前年より「増加」。だが、企業規模ごとの結果では、「大企業」は+4.1%「中小企業」は+1.7%と、規模間格差が目立った。
帝国データバンクは、2024年夏季賞与についてのアンケート結果を公表した。

大企業で満額回答が相次いだ2024年の春闘。賃金と物価の好循環が強まり、景気の本格的な回復が期待されるなか、厚生労働省が発表した「毎月勤労統計調査」によると、2024年4月の就業者1人当たりの基本給などに当たる所定内給与は、前年同月比2.3%増と約30年ぶりの高い伸び率となった。しかし一方で、物価の変動を反映した実質賃金は、過去最長の25カ月連続で減少する結果となり、依然として物価の上昇に賃上げが追いついていない状況が続いている。

名目賃金が上昇しているにも関わらず実質賃金の減少が続き、個人消費への下押し圧力が強まるなか、夏のボーナスが消費を上向かせることができるか注目が集まっている。

調査結果の要旨

1.夏季賞与、企業の約4割で1人当たり平均支給額が前年より「増加」
2.「大企業」の約5割で夏季賞与が「増加」。一方、「小規模企業」は全体を10ポイント下回る
3.1人当たり支給額は前年から平均+2.0%。「大企業」は+4.1%の一方、「中小企業」は+1.7%となり、規模間格差が目立つ

調査概要
アンケート期間:2024年6月7日~11日
調査方法:インターネット調査
有効回答企業数:1021社