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新しい職場での不安と対処法 若手の約半数が先輩や上司との面談を活用【ビートラスト調べ】

マスメディアン編集部 2024.03.15

  • 人事
ビートラストは「新卒入社、あるいは異動や転職など、新しい職場で感じる不安について」20代~50代の会社員、400名に調査した。最も不安に感じること1位は「職場の人間関係」で、対応方法としては、会議や研修、特に若手は先輩や上司との面談など、気軽にコミュニケーションを取れる環境づくりが重要だと明らかになった。
ビートラストは、新しい環境で仕事をスタートさせる方が多い季節を前に、「新卒入社、あるいは異動や転職など、新しい職場で感じる不安について」20代~50代の会社員、400名に調査した。

雇用形態や価値観の多様化、生成AIの台頭などビジネスを取り巻く環境が大きく変化するなか、仕事とプライベートのバランスを重視したり、自己成長を感じられない「ゆるい職場」から若手が流出していくなど、仕事に求めることが変化する時代を迎えている。今回は、新しい職場での仕事をスタートする場面にスポットを当て、彼らの不安を取り除き、早い段階から活躍してもらえる職場をつくるには何が必要か、世代ごとの特徴についても調査した。

調査結果詳細と同社による考察は、以下の通り。

1.新たに組織に加わるメンバーが最も不安に感じること1位は「職場の人間関係がうまくいくか」

新卒入社や異動者、転職者など新たに組織に加わるメンバーが最も不安に感じることは、1位「職場の人間関係がうまくいくか」、2位「仕事についていけるかどうか」、3位「職場(社風)に馴染めるかどうか」という結果になった。

2.不安に対応する方法は、20代の40%以上が「先輩社員や上司が面談など個別に相談する機会をとってくれている」と回答

新たに組織に加わるメンバーに、その不安に対応する方法に関するアンケートも実施。全体では「わからないことは積極的に質問する」「職場環境や人間関係をよく観察しておく」という回答が多かったが、20代では「先輩社員や上司が面談など個別に相談する機会をとってくれている」と答えた割合が40%を超えた。

会社や受け入れ先のチームが率先して、若手社員との1on1や面談の機会を設けていることが明らかになった。画一的な制度づくりではなく、各社員の価値観を確認し、柔軟に対応できるようなサポートや環境づくりに注目が集まっている。

一方で、全体的な傾向を見ると、「わからないことを積極的に質問する」「職場環境や人間関係をよく観察しておく」などの回答が上位であった。新しく組織に加わるメンバーに対して、現時点では組織として何か準備しておくというより、個人の行動に任せている場面が多いことも明らかになった。

3.「一緒に働くメンバーと気軽にコミュニケーションがとれる」環境が最も重要

職場の人間関係に不安を感じるという回答の多さに連動し、「一緒に働くメンバーと気軽にコミュニケーションが取れること」「会議や研修など全体の場で交流する機会」が求められている。
しかし、「受け入れ側が新しく加わるメンバーに合わせて、コミュニケーションの場を用意しなければならないのか?」「自分の部署のことだけでなく、他の部署との関わりや会社全体像を把握してもらいたいが、時間がかかる」など、対応を講じようと思っても環境を整備していくにあたって、このような課題が生じると見受けられる。

加えてリモートワークなどで直接顔を合わせる場面が少なくなり、メンバーの入れ替わりが多い組織では、毎回十分な受け入れ体制を整えておくことができるとも限らない。特にマネジメント層やマネジメント層を目指すメンバーが、社内情報や人脈を広げていくには人づてに紹介してもらうこともまだまだ多いのも実態である。

ビジネス環境が変化しているのであれば、それに応じたコミュニケーション方法のアップデートも必要で、それが新しく加わるメンバーが組織に馴染むまでの時間を短縮し、結果として組織全体のパフォーマンスにも効果をもたらすのではないかと同社は考えている。

調査概要
調査対象:全国の20代~50代の会社員400名(各世代100名ずつ)
調査期間:2月29日~3月1日
集計方法:自社調査によるオンラインアンケート(選択式+自由記述欄あり、複数回答可)