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ジェンダー・ダイバーシティは競争力を高めるために重要 求める制度と現状にギャップ【フィデリティ投信調べ】

マスメディアン編集部 2024.03.15

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フィデリティ投信は「資産運用業界におけるジェンダー・ダイバーシティに関する調査」を行い、結果を公開した。97%が資産運用業界の競争力を高める上でジェンダー・ダイバーシティが重要と回答したが、重要な理由や職場に求める内容には男女差が大きいことが明らかになった。
フィデリティ投信は「資産運用業界におけるジェンダー・ダイバーシティに関する調査」を行い、結果を公開した。

主な調査結果は、以下の通り。

97%がジェンダー・ダイバーシティが重要と回答

97%が資産運用業界の競争力を高める上でジェンダー・ダイバーシティが重要と回答した。

重要な理由には男女差が見受けられ、男性や経営層では「女性を含む多様な視点はイノベーション創出や競争力向上につながる」、女性や経営層以外では「優秀な人材確保のためには働きやすく多様性のある組織が求められる」が理由のトップであった。

職場に求めることへの男女差

現状ではまだ多くの組織が取り入れていない「管理職の評価に女性育成に関する指標を含める」ことを求める女性は52%、男性は26%。

求める制度と現状にギャップ

「職場に求めること」と「職場が取り入れていること」をそれぞれ調査すると、多くの企業が導入する「男女育児休暇制度の活用推進」よりも、「メンター制度やロールモデルの育成」や「管理職の評価に女性育成に関する指標を含める」ことを求める声が上回った。

調査では、以下のようなコメントも寄せられた。
・女性・男性と分けず、利用しやすい制度や評価・研修の整備、働き方改革などを求める(20~40代の男女回答者)
・管理職の評価に女性育成などD&Iの取り組みを含める、またアンコンシャス・バイアスの研修を繰り返し各階層向けに実施するなどが有効(40代女性回答者)
・制度はあっても従業員のニーズを必ずしも汲んでいない、また制度があっても障害なく利用できないのであればないに等しい(30~40代の男女回答者)
・育休充実より、海外のように第3者に預けやすい環境、社会全体で育児をする環境を目指すべき(経営・役員層の回答者)
・女性のみならず男性も含めた働き方改革が必要(運用/調査/トレーディング部門の回答者)

調査概要
対象:Asset Management Women's Forumイベント参加者321名
回答数:180