マーケティング・営業戦略・広報・宣伝・クリエイティブ職専門の採用支援はマスメディアン【宣伝会議グループ】

  • HOME
  • ニュース
  • ジョブ型人事制度の実態調査 ジョブディスクリプションと業務内容のズレに課題あり【フォー・ノーツ調べ】

ジョブ型人事制度の実態調査 ジョブディスクリプションと業務内容のズレに課題あり【フォー・ノーツ調べ】

マスメディアン編集部 2024.02.16

  • ジョブ型雇用
フォー・ノーツは、経営者・人事業務に携わる社員475名を対象に「ジョブ型人事制度の実態調査2023」を実施したので、調査結果を公開する。ジョブ型人事制度を導入する企業は、ジョブディスクリプションと業務内容のズレに課題を抱えていることがわかった。さらに約半数の企業が、能力が見合わない場合のジョブ見直しや降給措置を実施していなかった。
フォー・ノーツは、経営者・人事業務に携わる社員475名を対象に「ジョブ型人事制度の実態調査2023」を実施したので、調査結果を公開する。
Q.1 ジョブ型人事制度の導入状況
・4社に1社以上がジョブ型人事制度を導入。 一方で 「よく知らない」 も21.3%

ジョブ型人事制度について、従業員1000人以上の企業では約4割、100~299人の企業でも約3割が導入している一方で、99人以下の企業では1割程度と企業規模により導入の割合が大きく異なった。
Q.2 ジョブ型人事制度導入(導入予定)の背景や狙い
・ジョブ型人事制度導入の狙いは「生産性の向上」が最も多く、 56.4%

次いで、「年功序列の廃止」 35.9%、「ダイバーシティの推進」 32.1%、「中途採用の強化」31.4%と続いた。
Q.3 ジョブ型人事制度として、実際に運用されているもの
・46.0%が「ジョブと能力が見合わない場合のジョブの見直し/降給措置」を運用していると回答

最も運用されている比率が高かったのは「業務に応じたポジション数をベースとした人員配置」で53.2%だった。
Q.4 ジョブ型導入後の課題
・課題は、「ジョブスクリプションと業務内容のズレ」や 「ポジションの確保」

ジョブ型人事制度導入後の課題としては、「ジョブディスクリプションと業務内容にずれが出てしまっている」31.0%や、「社内異動ができず、後任採用まで欠員状態になる」30.2%、「評価がしづらくなった」25.4%など、業務の割り当てやポジション確保、評価など多岐にわたってあがった。
Q.5 ジョブ型人事制度を導入しない理由
・ジョブ型人事制度を導入しない理由として、 約3割が「年功序列を崩せない」と回答

最も回答率が高かったのは「現在の人事制度に満足」31.1%。
調査概要
対象者:経営者、人事業務に携わったことのある方
対象地域:全国
男女比:男性87.8%、女性12.2%
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年8月24日~27日
回答数:475名