社内コミュニケーション調査 半数以上が「チームメンバーの悩みを知らない」【オフィスエンニチ調べ】
マスメディアン編集部 2023.12.15
- 組織
コロナ禍によりテレワークやオンラインでのコミュニケーションが一般的になり、社内コミュニケーションにも大きな変化が訪れた。社員同士が顔を合わせる機会が少なくなり、コミュニケーションが減ったことの対策として、さまざまな取り組みを行う企業も増えているようだ。そこでオフィスエンニチでは、仕事上でのチームメンバーとの関係性や、感謝のコミュニケーション、社内報の役割など、現代の社内コミュニケーションの実態に注目し、全国のビジネスパーソン920名を対象に調査を実施した。
Q1.あなたは会社(仕事上)で1日平均何回「ありがとう」と言われていますか?(n=920、単一回答方式)
Q1.あなたは会社(仕事上)で1日平均何回「ありがとう」と言われていますか?(n=920、単一回答方式)

全国のビジネスパーソン920名を対象に、会社で1日平均何回くらい「ありがとう」と言われているか質問したところ、3回が20.1%、7回以上が16.0%、2回が12.5%と続き、3回以上と回答した方が54.3%と、半数以上のビジネスパーソンが1日平均3回以上「ありがとう」と言われていることがわかった。一方で最多回答となったのは「言われていない」で23.6%という結果になった。
Q2.あなたは仕事で関わる人からの感謝を感じていますか?(n=920、単一回答方式)
Q2.あなたは仕事で関わる人からの感謝を感じていますか?(n=920、単一回答方式)

また、仕事で関わる人からの感謝を実感できているか質問したところ、59.7%が「感じている」(感じている:24.3%、どちらかというと感じている:35.4%)と回答した。約6割のビジネスパーソンが仕事で関わる人からの感謝を実感しながら、働いていることがわかった。
Q3.あなたはチームメンバーと相互理解できていると思いますか?(n=920、単一回答方式)
Q3.あなたはチームメンバーと相互理解できていると思いますか?(n=920、単一回答方式)

仕事上のチームメンバーと相互理解できているか質問したところ、51.6%が「相互理解できている」(相互理解できている:9.1%、どちらかというと相互理解できている:42.5%)と回答した。コロナ禍の影響などにより、社内コミュニケーションの減少を危惧する声が多い中、ビジネスパーソンの2人に1人はチームメンバーと相互理解できていると感じているようだ。
Q4.あなたはチームメンバーについて、どのようなことを知っていますか?(n=859、マトリクス/単一回答方式)※チームメンバーがいない場合を除く
Q4.あなたはチームメンバーについて、どのようなことを知っていますか?(n=859、マトリクス/単一回答方式)※チームメンバーがいない場合を除く

続いて、チームメンバーについてどの程度知っているか質問したところ、「経歴」については61.7%(知っている:18.6%、どちらかというと知っている:43.1%)、「趣味/好きなこと」 が53.5%(知っている:14.3%、どちらかというと知っている:39.2%)、「仕事観のモチベーション」が52.1%(知っている:13.3%、どちらかというと知っている:38.8%)、「家族のこと」が50.7% (知っている:14.3%、どちらかというと知っている:36.4%)と、それぞれについて半数以上が知っていると回答した。
一方で、「悩んでいることや、ストレスに感じること」については、53.9%(知らない:18.5%、どちらかというと知らない:35.4%)が知らないと回答した。
Q5.あなたは社員同士が相互理解することにより、職場での意識に影響を与えると思いますか?(n=920、マトリクス/単一回答方式)
一方で、「悩んでいることや、ストレスに感じること」については、53.9%(知らない:18.5%、どちらかというと知らない:35.4%)が知らないと回答した。
Q5.あなたは社員同士が相互理解することにより、職場での意識に影響を与えると思いますか?(n=920、マトリクス/単一回答方式)

社員同士の相互理解が職場での意識にどの程度影響を与えるか質問したところ、「働きやすさ」については81.5%(影響する:35.7%、どちらかというと影響する:45.8%)、「エンゲージメント」が74.0%(影響する:27.2%、どちらかというと影響する:46.8%)、「幸福度」が73.3%(影響する:27.2%、どちらかというと影響する:46.1%)、「チームワーク」が80.7%(影響する:36.6%、どちらかというと影響する:44.1%)、「企業への愛着度」が75.5%(影響する:29.7%、どちらかというと影響する:45.8%)とそれぞれについて7割以上が社員同士の相互理解が仕事の意識に影響を与えると回答した。
Q6.あなたは経営者について、どのようなことを知っていますか?(n=920、マトリクス/単一回答方式)
Q6.あなたは経営者について、どのようなことを知っていますか?(n=920、マトリクス/単一回答方式)

経営者についてどの程度知っているか質問したところ、「仕事へのモチベーション」については38.3%(知っている:10.4%、どちらかというと知っている:27.9%)、「家族のこと」が34.4%(知っている:10.5%、どちらかというと知っている:23.9%)、「悩んでいることや、ストレスに感じること」が31.4% (知っている:10.9%、どちらかというと知っている:20.5%)、「経営方針」が49.9%(知っている:14.9%、どちらかというと知っている:35.0%)、「将来に描いているビジョン」が45.7%(知っている:12.1%、どちらかというと知っている:33.6%)という結果になった。
Q7.あなたは社内報を読んでいますか?(n=920、単一回答方式)
Q7.あなたは社内報を読んでいますか?(n=920、単一回答方式)

次に、社内報を読んでいるか質問したところ、読んでいるが40.4%、読んでいないが23.2%、社内報がないが36.4%という結果になった。
Q8.あなたは社内報を通じて会社に対しての理解が深まりましたか?(n=372、マトリクス/単一回答方式)
Q8.あなたは社内報を通じて会社に対しての理解が深まりましたか?(n=372、マトリクス/単一回答方式)

社内報を読んでいると回答した372名を対象に、社内報を通じて会社に対してどの程度理解が深まったか質問したところ、「社員紹介」については74.5%(理解が深まった:21.0%、どちらかというと理解が深まった:53.5%)、「企業理念」が65.1% (理解が深まった:14.0%、どちらかというと理解が深まった:51.1% 、「商品/サービス」が66.1% (理解が深まった:17.7%、どちらかというと理解が深まった:48.4% )、「経営者の想い」が69.3% (理解が深まった:18.0%、どちらかというと理解が深まった:51.3%)という結果になった。社内報によりもっとも理解が深まったのは「社員紹介」ということがわかった。
調査概要
調査対象:20歳から59歳、全国のビジネスパーソン男女920名(男性460名、女性460名)
調査期間:2023年11月16日~11月20日
調査方法:インターネットリサーチ
調査概要
調査対象:20歳から59歳、全国のビジネスパーソン男女920名(男性460名、女性460名)
調査期間:2023年11月16日~11月20日
調査方法:インターネットリサーチ