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デザイナー、コピーライターの採用は難しい? クリエイティブ職種の面接成功事例【後編】

マスメディアン編集部 2023.03.15

  • 採用ノウハウ
デザイナー、コピーライターの採用は難しい? クリエイティブ職種の面接成功事例【後編】
転職を希望するクリエイターと、採用企業の双方と密接にやりとりしているマスメディアンだからこそ知っている、クリエイティブ職種の面接の成功事例をマスメディアンのコンサルタント・荒川が紹介します。全2回の後編です。
前回に引き続き、クリエイティブ職種の採用にあたって、ぜひ採用したい候補者に「なぜ、あなたを採用したいのか」を効果的に伝えている面接の事例をご紹介します。

候補者を採用したい理由を伝えるための手段には、「候補者への関心を伝える」「会社について説明し、業務理解の手助けをする」「その会社で働くイメージをつける情報を提供する」の3つがあります。面接が対面でもオンラインでも、このポイントは変わりません。後編の今回は、会社・業務理解にフォーカスします。

2. 会社について説明し、業務理解の手助けをする

【事例1】ブランディングエージェンシー
・採用職種:デザイナーなど
・ポイント:面接を、企業の自己紹介から始めた
面接前に採用企業について調べていたとしても、直接お話を聞くことで、企業理解がさらに深まります。候補者は企業の紹介に合わせた自己アピールができるようになるため、ミスマッチの防止にもつながります。また、社外との折衝が少ないクリエイターは、面接時にかなり緊張していることも。その緊張をほぐす効果もあります。結果的に、「他の面接でよりもうまく話せたから、自分に合っている企業かもしれない」と思ってもらえる可能性もあります。

【事例2】広告制作会社
・採用職種:デザイナー、アートディレクター
・ポイント:Webサイトに掲載できない制作実績を見せた
面接終了後に候補者からお聞きしたことですが、進行中の案件について制作実績を説明し、「入社後にこのクライアントを任せたい」と教えてくれたそうです。また、ある案件について、「企業の課題/それに対する提案内容/苦労したこと/最終的にどう実現にこぎつけたのか」を楽しそうに説明してくれたことで、入社後に働くイメージがつき、入社意向が上がったとお聞きしています。

3. その会社で働くイメージをつける情報を提供する

【事例1】広告制作会社
・採用職種:コピーライター
・ポイント:選考中のフィードバックで、評価した点とともに懸念点も伝えた
面接は通過になったものの、「評価している点」とともに「懸念点」として、スキルや面接での説明内容について気になったポイントのフィードバックがマスメディアン宛にありました。コンサルタントから候補者にお伝えしたところ、「この会社に入ったらしっかり指導してもらえる、成長できるイメージができた」とプラスの印象を持たれていました。

【事例2】広告会社
・採用職種:デザイナー
・ポイント:選考中にオフィスツアーを行った
選考は基本的にオンラインで完結するものの、入社後には出社の機会もあるという企業での事例です。選考中、面接とは別途で、働く環境を見学するオフィスツアーの日を設定しました。机の広さ、PCの機種、モニターのサイズ、資料がどの程度あるか…など、業務環境は生産性にも関わる重要な点です。デザイナーだからこそ気になるポイントもありますが、面接では質問も説明もしづらいもの。働く環境を確認できると、不安を解消できるとともに、その場で働くイメージがしやすくなります。

まとめ

候補者からのお話を聞いていると、「自分のスキルや経験、人柄、転職理由を理解した上で、内定を出してくれた」と感じられる企業への入社意向が高まるようです。

裏返せば、クリエイターの転職希望理由を把握する必要があります。クリエイターの転職希望理由は、「給与を上げたい」「業務の幅を広げたい」「制作の上流に携わりたい」「就業環境を整えたい」など、さまざまです。マスメディアンのコンサルタントは、選考の前後にしっかりとヒアリングしています。「求職者の希望に対して、どうアピールするべきか?」「自社の面接をどう改善したらよいのか?」など、お気軽にご相談ください。
【執筆者プロフィール】
荒川 直哉(あらかわ なおや)

荒川 直哉(あらかわ なおや)
株式会社マスメディアン キャリアコンサルティング部 部長
国家資格キャリアコンサルタント

マーケティング・クリエイティブ職専門のキャリアコンサルタント。年間600名を超える方の転職を支援する一方で、大手事業会社のマーケティング・クリエイティブ部門や広告会社、広告制作会社、IT企業、コンサル企業への採用コンサルティングを行う。「転職を検討している人材」と「採用企業」の両方の動向を把握しているエキスパート。転職者の親身になるがモットー。

マスメディアンでは、クリエイティブ・マーケティングをはじめプロフェッショナル人材採用に関するさまざまなご相談に応えてきました。

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面接に関するご相談以外にも、「初めてデザイナーを採用するので、選考時に何を確認すればよいのかわからない」 「専任の広報担当のポジションをつくりたいが、どのような経験の方がマッチするのか知りたい」  など、お悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。
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