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採用の極意

 2020.06.02

  • 採用ノウハウ
採用の極意
マーケティング・クリエイティブ人材を採用したい!そんな企業のためにマスメディアンのコンサルタント荒川が採用の極意をご紹介します。

どんな人を採用すればいいの?

まずは、エキスパート人材を採用しましょう
マーケティング(もしくはクリエイティブ)のエキスパート人材が一人いることで、外部協力会社をハンドリングしたり、実際に手を動かして実務が行えたりするため、強化したい分野の内製化の一歩になります。エキスパート人材は、今後の組織体制を整えていく上でも重要です。どのような人材が組織として必要なのかを考え、採用活動でも專門スキルを正確に判断できるからです。

書類選考、どこを見る?

【1】職歴は多くて当たり前、3~5 社は普通と思いましょう
広告業界はスキルアップのために転職することが通例化しています。経験社数より、何を得るために転職をしてきたのか、具体的な経歴理由を面接時に聞いて判断すると良いでしょう。また、事業会社への入社は最後の転職と決意する人が多いです。これまでの職歴が多いからといって、定着しないとは言い切れません。

【2】華やかなイメージは排除しましょう
広告業界というと華やかなイメージがありますが、実は裏方仕事で、陰から主役(広告主)を支えている業界です。そのため、クライアントに揉まれて鍛え抜かれている人が多いです。華やかな業界人は合わないかも…という先入観は一回取り除きましょう。

【3】横文字に驚かないでください
「アカウントエクゼクティブ」「メディアバイイング」「コンバージョン」「エグゼキューション」「CTR」「GA」「GDN」「YDN」などアルファベットやカタカナの専門用語が頻発する業界です。たじろぐことなく、どんな意味か、どんな業務か、しっかり確認することが重要です。

【4】数字に着目しましょう
目標130%達成、クライアント数20社など、具体的な数字は、経験を読み解くヒントとなります。

【5】自社との類似点を探しましょう
化粧品メーカーであれば、女性向け商材の経験があるか。映像・紙媒体・デジタルなど、推進したいアウトプット手法の経験があるか。自社と類似する経験を確認することでマッチ度が高まります。

【6】志望動機は会って判断しましょう
文字だけで志望動機は判断できません。人柄や熱意は、実際に会ってみて分かるもの。書類選考段階で、志望動機を深読みする必要はないでしょう。

面接、ここに注意しよう!

【1】本人の能力範囲を追及しましょう
チームで動くことが多い業界のため、本人の力なのか、チームの力なのか見極めるのは難しいです。プロジェクトの中でも、どのようなチーム編成で、どのような立ち位置で、どこからどこまでを担当したのか。人脈やデータは今後も活かせるものなのか。さまざまな質問によって本人の能力範囲を深掘りすることがミスマッチ防止につながります。

【2】自社の説明をしましょう
応募者を選考することに重きを置きがちですが、自社にマッチした人材を採用するためには、自社のことを誤解なく理解してもらうことも重要です。質問するだけでなく、自分たちがどんな会社なのか、何を目指しているのか、何をしてほしいのかをしっかり説明しましょう。

【3】第3者の意見を聞きましょう
採用はなかなか客観的な判断ができないものです。キャリアコンサルタントの意見など、第3者の意見も取り入れながら採用を進めることもお勧めします。

入社直前、どこに気をつける?

【1】現在の給与を確認しましょう
広告業界は、月収は高く、賞与は年収÷14と比重が高くないところが多いです。現状の収入を齟齬なく把握するために、月収や賞与はもちろんですが、「残業時間と残業代」「裁量労働制かフレックスタイム制か」など、現在の給与形態を具体的に確認しましょう。残業時間が減るため月収は下がるが賞与は上がる、など年収の額面だけで判断できない要素は多いです。

【2】入社可能日を確認しましょう
優秀な人ほど、沢山の案件を任されていて退職までに2~3カ月を要することがあります。内定から即入社とはいかない場合が多いので、予め入社可能日を確認しておきましょう。

【3】内定オファーのときこそ、直接会いましょう
内定後、企業は選ぶ側から選ばれる側に変わります。直接お会いして、ラブコールを送りましょう。あえて面接官ではなく、本人に近いレイヤーの社員と面談するのも効果的です。入社後のミスマッチ防止にもつながります。

【4】採用条件は詳しく説明しましょう
年収や業務内容、勤務時間はもちろんですが、残業代や賞与の計算方法など、採用条件を詳しく説明してお互いに齟齬がないようにしましょう。入社後のトラブル防止になります。

まとめ

◆理想の人は存在しない
あれもできて、これもできて……、そのようなスーパーマンは存在しません。妥協できる点、できない点を予め整理しておくことで、良い決断ができます。

◆比較検討はやめましょう。一人ひとりの出会いを大切に
エキスパート人材は十人十色です。同じスキルと経験を持った人材は他にはいないと考えてください。そのため、比較して決めたい、もっと良い人がいるのではないか、という判断はチャンスを逃すことにつながります。相対評価ではなく絶対評価で判断し、一人ひとりの出会いや縁を大切にすることが、採用成功の秘訣です。
 
荒川直哉(あらかわなおや)
株式会社マスメディアン キャリアコンサルティング部 部長
国家資格キャリアコンサルタント

マーケティング・クリエイティブ職専門のキャリアコンサルタント。年間600名を超える方の転職を支援する一方で、大手事業会社のマーケティング・クリエイティブ部門や広告会社、広告制作会社、IT企業、コンサル企業への採用コンサルティングを行う。「転職を検討している人材」と「採用企業」の両方の動向を把握しているエキスパート。転職者の親身になるがモットー。