「再生の年」に向けて 大手広告会社経営者の年頭所感─「AdverTimes 新年特別号（第337号・2022年1月1日・宣伝会議発行）」

企業と社会の持続的な成長へ貢献

電通ジャパンネットワーク
社長執行役員CEO 兼 電通 社長執行役員
榑谷典洋氏

・ネットワーク各社が持つ力を合わせ、企業と社会の持続的な成長に「インテグレーテッド・グロース・パートナー」としてコミットする
・「広告コミュニケーションの革新（AX）」を含む「あらゆる顧客体験の創造（CX）」、その高度化に必要な「データ・テクノロジー基盤の構築（DX）」、さらにその前提としての企業パーパスの再定義を始めとした「ビジネスデザイン（BX）」
・サステナビリティとイノベーションの両立を実現するために、上記の「ABCD-X」の統合ソリューションを推進する
・これまでの常識や成功体験にとらわれず、新しい地平を切り開いていくすべての起点は人。多様な個性、才能、経験、そして高い志を持った人財が必要不可欠
 

広告を超え、新たなクリエイティブ産業へ

博報堂DYホールディングス
代表取締役社長
水島正幸氏

・広告の領域を超え、サービスやビジネスモデルを創造する新たなクリエイティブ産業へと踏み出す
・注力領域への「HAKUHODO DX UNITED」や「ミライの事業室」などのグループ横断組織での取り組みを加速する
・「もっと面白いことがしたい」という思いをベースに、強みであるクリエイティビティを活かし、あらゆる領域での新たな価値創造に寄与する
・クリエイティビティで未来をつくる
 

心を動かす魅力的な体験想造こそ広告ビジネスの醍醐味

ADKホールディングス
代表取締役社長 グループCEO
植野伸一氏

・デジタル＆データ専門の事業ブランド「ADK CONNECT」を中心に、事業ビジョン「顧客を資本と考える 顧客体験創造会社」を実現する
・「熱烈なファンとなる顧客こそが、事業の持続的な成長を可能にする資本そのもの」という考えのもと、精度の高い顧客獲得型マーケティングに加えて、ブランドと顧客との直接接点で顧客を深く理解し、「心を動かす魅力的な体験」を一貫して提供し続け、熱烈なファンを創造する
 

大阪・関西万博、そしてその先へ

大広
代表取締役社長
落合寛司氏

・日本経済活性の起爆剤となりえる2025年の大阪・関西万博に向けて、広告会社としてのビジネスの幅を広げる
・万博のレガシーを未来に生かす「アフター万博」が重要
・「いのち輝く未来社会のデザイン」という万博のテーマから生まれるウェル・ビーイングに関する技術やアイデアを、企業のマーケティング活動支援を通じて社会に広める
 

「その時・その場所」のビビッドな価値創造

ジェイアール東日本企画
代表取締役社長
赤石良治氏

・2021年の大型LEDサイネージ「新宿ウォール456」の設置や「バーチャル秋葉原駅」への出店などの挑戦に続く、「その時・その場所」のビビッドな価値創造にこだわる
・鉄道開業150周年を迎える2022年、移動者を中心とした自社ならではのマーケティングメソッドやDXソリューションに磨きをかけ、先進的でユニークなCRM構築に努める
 

未来に向けた事業成長パートナーに

読売広告社
代表取締役社長
藤沼大輔氏

・ニューノーマルなど生活者の変化をいち早く的確に捉え、新たなビジネス創造に生かす
・事業成長パートナーとなるため、イノベーションにはビジネストランスフォーメーション、改善・効率化にはデジタルトランスフォーメーションで応え、これら2つを同時に追求し事業成長を目指す企業を支援する
・生活者のインサイトを捉えるマーケットデザイン力で、大きな事業成長を目論む企業の未来に向けた事業成長パートナーを目指す
 

広告産業のさらなる進化を後押し

博報堂DYメディアパートナーズ
代表取締役社長
矢嶋弘毅氏

・2020年からメディア広告運用サービス「Aaas（アドバタイジング・アズ・ア・サービス）」を展開し、「広告枠の取引（予約型）」から「広告効果の最大化（運用型）」へのビジネス転換を見据えた総合メディアサービスを提供
・2022年はクリエイティブ開発のノウハウに、最新のテクノロジーをかけ合わせ、さらに高度な運用型広告モデルへと成長させ、広告産業の進化を後押しする


■「AdverTimes」にはほかにも広告会社や広告協会の年頭所感を掲載しています。以下、広告会社のダイジェストをお届けします。

事業成長のために並走 体験価値共創企業へ
東急エージェンシー
代表取締役社長執行役員
澁谷尚幸氏
 
意味のあるつながりの再構築
マッキャン・ワールドグループ ホールディングス
代表取締役CEO
ジー・ワトソン氏
 
ハイブリッドな視点で課題解決の先へ
I&S BBDO
代表取締役社長
永井祥裕氏
 
今年考えるべきはマーケティングの断捨離
アクセンチュア インタラクティブ
執行役員 インタラクティブ本部 統括本部長
黒川順一郎氏
 
課題解決のプロ集団として経済・社会の再生へ
電通デジタル
代表取締役社長執行役員
川上宗一氏

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