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大手広告会社経営者の2024年年頭所感

マスメディアン編集部 2024.01.17

  • 業界動向
大手広告会社トップの年頭所感から、4社の要旨をお届けします。

真のIntegrated Growth Partnerへ

dentsu Japan CEO
電通 代表取締役 社長執行役員
佐野傑氏


●新経営体制のもと、グローバル共通の事業管理モデル「One dentsu オペレーティング・モデル」を導入し、グローバルネットワークを強化する。
●2023年に急激に身近な存在となった生成AIは、2024年にはさらに社会への実装が進む。データ活用による可視化、自動化が進むことで人が介在しない領域は増えていく。
●マーケットとテクノロジーの進化により、提供サービスは拡張している。AIやデータの重要性が一段と高まる中で、「人」起点で課題を見つけ、ソリューションを構築し実施する。
●自社の存在意義は、未来を見据え、そこに関わるすべての「人」が希望をもてる社会を実現し、社会に新しい活力を生みだしていくこと。
●dentsu Japanは、事業変革とインテグリティを最優先とする組織風土の進化に注力している。トランスフォーメーション(BX & DX)、マーケティング(AX & CX)、コンテンツ(Sports & Entertainment)という3つの事業領域において提供価値を強化し、データ・テクノロジー基盤を進化させ、真のIntegrated Growth Partnerを目指す。

生活者の想いに応える、大胆なイノベーションを

博報堂DYホールディングス 代表取締役社長
兼 博報堂 代表取締役社長
水島正幸氏


●ポストコロナやテクノロジーの進化などにより生活者の暮らしやニーズが変化する中でも、「生活者発想」を根幹にイノベーションを起こし続ける。
●データを活用する「生活者インターフェース市場」やパートナー企業との事業共創におけるイノベーションや、そのための先端テクノロジー強化を進めている。
●AIの活用により、生活者の期待を超え、心を強く動かす“技術と人のクリエイティビティの共創”を追求していく。
●これらの動きの原動力は、「粒ちがい」な社員。社員の幸せな働き方を全方位から後押しする。

マーケティングビジネスの変革期に、新しい価値を提供し、世界をリードする

博報堂DYメディアパートナーズ 代表取締役社長
矢嶋弘毅氏


●2023年は、新型コロナが落ち着きの兆しを見せ、また世界のスポーツイベントの熱量が世の中を動かす大きなエネルギーとなることが改めて実感された。
●マーケティングコミュニケーションは、オフラインでのデータ補足が可能になったこと、生成系AIの登場などによって提供サービスが高度化される。
●博報堂DYメディアパートナーズは、広告領域でのDXだけではなくマーケティング領域のDXまで拡大した活動を実践していく。安全性、高いパフォーマンス、アドバンストテクノロジーを重点領域としながら、AaaS(Advertising as a Service)を中心としたマーケティングビジネスの高度化を実現する。
 

確からしさをより高める

ADKホールディングス 代表取締役社長 グループCEO
大山俊哉氏


●2023年はコロナ脅威の緩和とレジャー業など一部業種の回復、スポーツの盛況など希望に満ちた一方、国際情勢の不安や経済的課題も存在し、景況感は先行き不透明。
●2023年はメディアの価値が揺らぎ、生成AIやデータ分析などテクノロジー活用のターニングポイントとなる年だった可能性がある。
●AI活用は進みつつあるが、志半ば。ADKグループが求められている価値は、「最先端のテクノロジーやデータを熟知して使い倒すことで、より本質的なクリエイティビティ・コンテンツ・アイデアを生み出す力を強くして、生活者のワクワクする体験や感動を創造し、世界を楽しく、人々を幸せにしていくこと」。
●新たなチャレンジを意識しながらも「確からしさ」を高め、ステークホルダーのビジネス成果に貢献する。
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