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即戦力デザイナーの採用に成功。ベンチャー飲料メーカーの事例

即戦力デザイナーの採用に成功。ベンチャー飲料メーカーの事例
フォルダ株式会社

取締役 クリエイティブディレクター 藤本一朗太さん

業種・業態
飲料のファブレスメーカー
採用職種
インハウスデザイナー
採用の種類
中途
勤務地
東京
求人内容
自社商品のデザイン業務全般を担当。ペットボトルラベルやECサイト、ブランドサイト、販促物(ノベルティ)、広告、動画など多岐に渡るツールを企画・制作するポジション。
ポイント
  • デザイナーをインハウス採用する理由は、ブランドを深く理解した上でクリエイティブに落とし込むことは、社内のメンバーにしかできないと考えているから。
  • 社員数が少ないベンチャー企業にとって、ポテンシャル人材の教育に時間をかける余裕はない。ピンポイントで即戦力人材を採用するために、人材エージェントとヘッドハンティングを活用した。
  • 宣伝会議のグループ会社であるマスメディアンに即戦力人材が登録していることを期待して、求人を依頼した。実際にマスメディアンから紹介された人材は、即戦力のデザインスキルを持つ方が多かった。
  • マスメディアンの営業は、クリエイティブ領域の理解が深く、デザイナーの採用について要領を得ている。「グラフィック、Web、動画をすべて担当するデザイナー」という採用要件を、正確にご理解いただけた。
  • 1次面接後に素早く内定を出したこと、その後に応募者の疑問点や懸念点を解消するための面談を設けたことが採用成功のポイント。
──フォルダについて教えてください。
強炭酸水「VOX(ヴォックス)」をはじめ、炭酸水やミネラルウォーターなどの飲料を展開しています。将来的な株式上場を視野にいれて2019年8月に、本社を福岡から東京へ移転しました。これまで楽天市場やアマゾン、Yahoo!ショッピングなどのECサイトを中心に商品を販売してきましたが、最近では、スーパーやコンビニエンスストアなどオフライン店舗への卸売販売にも進出し、事業を拡大しています。

──インハウスデザイナーを採用した背景を教えてください。
これまでは、私が一人でデザイン業務をこなしてきました。福岡に拠点を置いていた当時は、社員数が6名で販路もECサイトに絞っていたため、なんとか一人でこなせる業務量でした。しかし、東京進出を機に、オフライン店舗にも販路が拡がりました。それに伴って、店頭でのPOPのほか、消費者に向けた販促物や広告、PRイベントなど、制作ニーズが急増したため、デザイナーの増員を考えました。

──御社がデザイナーをインハウス化している理由は何ですか?
デザインをアウトプットするだけであれば、外部の制作会社に依頼しても実現できると思います。しかし、私たちがアウトプットしているのは、単なる「絵づくり」ではなく「ブランド」だと考えています。ブランドは、社内のすべての部署が連携し、チーム戦でつくっていくものだと捉えています。その中で、事業戦略に基づき、ブランドを深く理解した上でクリエイティブに落とし込むことは、社内のメンバーにしかできません。制作を100%内製しようとは考えていませんが、ブランドを深く理解した上で、外部の制作会社をディレクションし、協業できる人材が社内に必要だと考えています。

──採用要件としては、どのようなポイントを重視されていたのでしょうか。
当社は、まだまだ成長段階にあるベンチャー企業のため、幅広い業務を柔軟にこなす必要があります。ディレクターとデザイナー、グラフィックとWebなど、役割や制作ジャンルが分担されているわけではありません。また、突発的な案件が発生することも多いです。そのような環境の中で、状況にあわせて優先順位を決められる柔軟さや、ゼロからイチをつくりだすベンチャーマインドを持っている方を採用したいと思っていました。また、フォルダの企業理念である「強く、正しく、美しく。」に、共感いただける方かどうかも重視していました。応募者の方が描いている人生設計や、成し遂げたいことに対して、当社の理念が重なるかをイメージしながら選考していました。

──今回入社されたデザイナーの採用について、採用を決めたポイントを教えてください。
面接の際に、「魅力にあふれた女性になりたい」というお話をされていたことがとても印象的でした。当社で実績をつくることで、自己実現につながるのではないかとイメージできました。

また、20代の感覚やセンスを持つ若手人材だったことも採用を決定するポイントになりました。フォルダの主力商品である超炭酸水「VOX」は、20代をターゲット層としています。無糖炭酸水は、40~60代の女性ユーザーが多い市場で、炭酸水を日常的に飲んでいる20代はまだ少ない。そこで「VOX」は、とがっていて、かっこいいイメージを訴求し、20代をターゲットとした市場を拡大していきたいと考えています。そのような戦略に、同世代の感覚が活きると思いました。

また、クリエイティブを企画する上で、新しいものを自然にインプットできる感覚は大切です。今回採用したデザイナーには、クリエイティブディレクター候補としてプランニングスキルを高めていただくことも期待していました。そのため、アウトプットだけでなく、日頃からインプットを大事にしている方がマッチしたと思います。
──どのような採用活動をされましたか?
人材エージェントとヘッドハンティングを活用しました。まだ社員数が少ないベンチャー企業にとって、ポテンシャル人材の教育に時間をかける余裕はありません。そのため、即戦力人材をピンポイントで採用したいと考えていました。

──人材エージェントを使うメリットはどこにあると思いますか?
フォルダという会社の特性や社風、求める人材像について、第3者である人材エージェントに理解していただき、当社と相性が良さそうな方をご提案いただけることがメリットだと思います。また、1~2時間の面接でその方の人となりを見極めるのは難しいです。直接その方と接している人材エージェントからの情報やご意見は、選考をする上での大切な情報源です。

──人材エージェントの中で、マスメディアンはいかがですか?
私自身、宣伝会議主催のコピーライター養成講座に通っていたことがあり、宣伝会議のグループ会社であるマスメディアンに即戦力人材が登録していることを期待して、求人を依頼しました。実際、マスメディアンさんからご紹介される方のポートフォリオを見て、即戦力のデザインスキルを持つ方が多い印象をうけました。

また、マスメディアンの営業さんに「グラフィック、Web、動画をすべて担当するデザイナー」という採用要件を、正確にご理解いただけたことが助かりました。ほかの人材エージェントさんでは、「クリエイティブ業界チーム」「Web・システム業界チーム」など、チーム組織として営業さんが分かれているケースがありました。当社では、「クリエイティブ業界の中でWeb制作もできる方」を求めていたのですが、Webスキルを持つ人材の求人案件は「Web・システム業界チーム」に担当分けされてしまうようで、システム寄りの人材をご紹介されたことがありました。一方マスメディアンさんは、業界別にチームが分かれている体制ではありません。「グラフィック×Web」「Web×動画」など、さまざまなスキルを併せ持つデザイナーを、ひとりの営業さんから継続的にご紹介いただけて、大変進めやすかったです。

──マスメディアンの営業担当について感想を教えてください。
クリエイティブ領域の理解が深く、デザイナーの採用について要領を得られていると感じました。初めての打ち合わせで求人内容をすり合わせた時から入社フォローの段階まで、スムーズに進めていただけました。フォルダのベンチャーとしての雰囲気、事業展開の状況、業務範囲をしっかりと把握し、フォローいただいたと思っています。

──採用成功のポイントはどこにあったと感じますか?
1次面接を終えて、すぐに内定を出したことです。面接回数が多いと、入社承諾いただけるハードルが上がると思ったので、できるだけ1回の面接で決めようという意気込みで選考しました。実際にお会いして、スキル・マインドともに採用要件とマッチする方だったため、すぐに内定を決めました。

また、内定後に面談をしたこともポイントでした。マスメディアンさんを通して、応募者の方が「もう一度会ってお話したい」と希望していることを伺い、面談の機会を設けました。細やかな対話を通じて、疑問点や懸念点を解消できたため、お互いに納得した状態でご入社いただけたと思います。

──入社後のご活躍はいかがですか?
続々と、担当した制作物がリリースされています。直近では、スポーツ選手やアーティストの方々にもっと「VOX」を好きになってもらおう、というPR企画のノベルティセットを制作してもらいました。Tシャツ、タンブラー、ステッカー、ポストカード、そしてそれら一式をパッケージングする箱まで、すべての制作をお任せしました。制作業者の選定から、サイズ設計、制作工程の進行管理など、デザイン以外の細やかな業務も柔軟に対応いただいています。今日は、動画制作にも挑戦していました。今後は、事業課題を捉えた上で、ブランドを、誰にどのように届けるかというプランニング力も身に付けていってほしいと期待しています。今から成長が楽しみです。

※2020年8月に取材した内容を掲載しています。